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【健康寿命】70代でも変われる!体の若返りは生活にあった

「もう70代だし、体は今さら変わらないよ」…そんなふうに感じる日があっても、ぜんぜん不思議じゃありません。

ただ、ここでひとつだけ。70代以降でも、生活の組み立て方を少し変えることで、歩きやすさ疲れ方気分がじわっと変わってくる方は少なくないようです。

この記事で扱いたいのは「寿命を延ばす」話ではなく、元気に動ける時間=健康寿命を、日々の暮らしで整えていく考え方です。運動と食事に寄りすぎず、休み方や人とのつながり、心の元気にも触れながら、人生後半の読者さんが「今からでも間に合うかも」と思えるような内容にしていきます。


目次(表示させると見出しが見られますよ!)

健康寿命って、結局なに?平均寿命との違い

健康寿命はざっくり言うと、「健康な状態で生活できると期待される期間」のこと、と説明されています。平均寿命が「生きている年数」だとすると、健康寿命は「生活の質(QOL)を保ちながら過ごせる年数」に目を向けた指標、と考えるとイメージしやすいです。

厚生労働省の情報(健康日本21アクション支援システム/e-ヘルスネット)でも、健康寿命の定義や算出の考え方が整理されています。参考としてリンクを置いておきます。

ここで大事なのは、健康寿命は「すごいトレーニングをする人のもの」ではなく、生活の中で“動ける状態”を守るという、わりと地に足のついた話だということです。

70代の「若返り」は、見た目よりも“動ける感覚”から始まる

若返りという言葉は、どうしても見た目の話に寄りがちです。でも人生後半においては、見た目の変化よりも先に、こんな体感の変化が起きることが多いように思います。

  • 買い物の帰り道が、少しラクに感じる
  • 階段や段差で、怖さが減る
  • 夕方の“どっと疲れ”が軽くなる
  • 朝の立ち上がりが、前よりスムーズになる
  • 「今日は何しようかな」と思える日が増える

こういう変化は、派手さはありません。でも、毎日を支える力が戻ってくる感覚なので、積み上がると大きいんですよね。

その土台になるのが、この記事のテーマでもある歩き方・食べ方・休み方です。順番にいきましょう。


若返りのカギ① 歩き方:量より「安全に続く質」

「歩けば健康」とよく言われますが、70代以降は特に、やり方次第で体が助かる面がある一方、無理をすると痛みや転倒リスクにつながることもあります。

厚生労働省は身体活動・運動の考え方をまとめた「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(アクティブガイド2023)」を公表しており、高齢者向けのポイントも整理されています(詳しい数値や細かい方法は、体調や既往歴で合う合わないがあるので、ここでは“方針”として参照するのがおすすめです)。

姿勢は「背筋を伸ばす」より、視線と呼吸を整える

姿勢の話でよくあるのが「背筋をピンと伸ばしましょう」ですが、これ、やり過ぎると腰が反って疲れたりします。

おすすめはもう少しやさしいやり方で、たとえばこんな順番です。

  • 視線:足元ばかり見ず、少し先を見る(怖い道は無理しない)
  • 呼吸:浅くならないように、吐く息を長めに
  • :すくめず、力を抜く
  • 歩幅:大股にしない。小さめでリズムを作る

この「安全に続く形」ができると、結果的に歩く回数も増えやすくなります。

“歩く理由”を暮らしの中に作る

運動として歩こうとすると、天気や気分で続きにくいことがあります。だからこそ、生活にくっつけるのがコツです。

  • 買い物は、行ける日は徒歩+休憩ありで
  • 近所の用事を「歩く口実」にする(郵便・ゴミ出し・回覧板など)
  • 家の中でも、こまめに立つ(座りっぱなしを減らす)

“運動”というより、暮らしの活動量を少し上げるイメージのほうが、体にやさしいです。

痛みやふらつきがある日は「やらない勇気」も若返り

ここは大事なので、やさしく強調します。

もし痛みが増えるしびれが出るふらつきが強い息切れがいつもと違うなどがある日は、頑張らない選択も立派な調整です。体は、休ませたぶんだけ回復のチャンスが増えることもあります。

心配が続く場合は、医療機関や専門職に相談するのも一つの手です(これは不安をあおりたいのではなく、安心して続けるための選択肢として、です)。


若返りのカギ② 食べ方:筋力は「材料不足」で落ちやすい

70代以降の体づくりで見落とされやすいのが、食べる量・内容がいつの間にか減っていることです。

厚生労働省のe-ヘルスネットでも、高齢者の低栄養予防について情報が整理されています。体重やBMIの話も出てきますが、ここでは「必要な栄養を確保しながら、体を守る」という視点で読むのがよさそうです。

「最近ちょっと危ないかも?」のサイン

断定はできませんが、こんな変化が続くときは、食べ方を見直すきっかけになります。

  • 食事量が減り、主食だけで済ませる日が増えた
  • 肉・魚・卵・大豆製品などが減って、たんぱく質が不足しがち
  • 歯や飲み込みの不安で、やわらかい物ばかり選ぶ

筋力は筋トレの有無だけでなく、材料(栄養)が足りないと維持しにくい面がある、と考えられています。

迷ったら「食事バランスガイド」を土台にする

食事の話は、情報が多すぎて疲れますよね…。そんなときは、国の資料を“ざっくりの地図”として使うのがラクです。

厚生労働省が紹介している「食事バランスガイド」は、主食・主菜・副菜などの考え方を、日常の食事に落とし込みやすい形で示しています。

完璧を狙わず、まずは「今日は副菜が少なかったな」みたいに、気づけるだけでも前進です。

口の元気は、体の元気に直結しやすい

70代以降は「噛む・飲み込む・話す」といった口腔機能(こうくうきのう)が、食べられる物の幅や栄養状態に影響することがある、といわれています。

厚生労働省e-ヘルスネットにも、口腔機能と栄養の関係がまとめられています。気になる方は参考にしてください。

「最近むせやすい」「噛みにくい」などが続くときは、歯科も含めて相談できる場所を持っておくと、安心材料になりやすいです。


若返りのカギ③ 休み方:回復を上手にすると、動ける日が増える

体を変えるというと、どうしても“足し算(運動を増やす)”になりがちです。でも70代以降は、引き算(休み方を整える)が効いてくることも多いように感じます。

睡眠は「時間」よりも、生活のリズムが土台になる

睡眠の悩みは個人差が大きいので、ここも断定はできません。ただ、厚生労働省は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を公表しており、睡眠に関する推奨事項や参考情報がまとめられています。

記事としての結論はシンプルで、「眠れる土台」を生活の中に作ること。たとえば、

  • 朝、カーテンを開けて光を入れる(体内時計のリズムづくり)
  • 昼寝は長くしすぎず、午後は深追いしない
  • 夜は“頭を興奮させる刺激”を減らす(強い光・情報など)

このあたりは、やってみて合うものだけ残せばOKです。

「休むのが下手」な人ほど、休養の設計が効く

まじめな人ほど、休むのが苦手です。以前の僕もそうでした。

でも、休むのはサボりではなく、体を整える作業みたいなもの。散歩でも、買い物でも、趣味でも、疲れすぎない範囲で「回復する時間」を確保できると、次の日の動きが変わってくることがあります。


若返りのカギ④ 心と人間関係:「話す・笑う・頼る」は体にも影響しやすい

健康寿命は、筋肉や心肺だけの話ではないと考えられています。気分が沈むと動かなくなり、動かないと体が固まり、固まると外に出にくくなる…というループに入りやすいからです。

だからこそ、ここでは“心の若返り”を、難しくなく捉えます。

会話は「脳と姿勢の運動」になりやすい

誰かと話すと、呼吸が整い、表情が動き、声を出すために体幹も使います。おまけに気分も変わることがあります。大げさに聞こえるかもしれませんが、体のスイッチが入る感じって、ありますよね。

毎日でなくてもいいので、

  • あいさつを増やす
  • 買い物で一言だけ会話する
  • 電話を短くでもかける

こういう小さな行動が、結果的に外出や活動量の増加につながることもあります。

“役割”を持つと、体は勝手に動きやすくなる

役割というと重く聞こえますが、ここで言いたいのは「自分が必要とされる用事を、少しだけ持つ」くらいの意味です。

  • 植物の水やり
  • 家の中のちょっとした片づけ
  • 週に一度の買い出し担当

体を変えるのに、気合いよりも「生活の仕組み」が役立つことは多いです。


若返りのカギ⑤ “老化の敵”は年齢より「フレイルの放置」かもしれない

高齢期に出てきやすいキーワードとして、フレイル(虚弱)やサルコペニア(加齢などに伴う筋肉量・筋力の低下)が知られています。言葉だけが独り歩きすると怖くなりますが、ここは落ち着いて、用語を知っておく程度でも十分です。

厚生労働省e-ヘルスネットには、サルコペニアの解説もあります。必要なときに参照できるよう、リンクを置いておきます。

この記事の文脈で言うと、対策はシンプルで、

  • 少しでも動く(ただし安全優先)
  • 食べる材料を確保する(偏りすぎない)
  • 眠りと休養を整える
  • 人とつながる(孤立しすぎない)

この“生活全体の調整”が、結果的に若返りっぽい変化につながっていく、というイメージです。


僕(和久井朗)の実感:体は「気合い」より“設計”で変わりやすかった

ここは少しだけ、僕の話をさせてください。

僕自身、体を変えたいと思ったときに、最初は気合いで走ろうとして、続かなくて…みたいな時期がありました。そこから、生活の中で「続く形」に整えていくほうが、結果が出やすかった実感があります。

詳しい体験談は別記事にまとめています。もし「人生の途中からでも変わるって、どんな感じ?」と気になる方がいたら、参考程度にのぞいてみてください(売り込み目的ではなく、ひとつの実例として置いておきます)。

リバウンド経験者がライザップで変わった体験談【和久井編】


今日からできる「生活まるごと若返り」ミニチェック

最後に、難しくないチェックリストを置いておきます。全部やる必要はありません。ひとつでも「これなら」が見つかればOKです。

歩き方(安全に続く)

  • 視線を少し先に向けて、呼吸が浅くならないよう意識する
  • 歩幅を小さめにして、リズムを作る
  • 座りっぱなしを減らして、家の中でも立つ回数を増やす

食べ方(材料を切らさない)

  • 主食だけで済ませる日を減らし、主菜・副菜を少し足す
  • 噛みにくさ・むせやすさが続くときは、早めに相談先を持つ
  • 迷ったら「食事バランスガイド」を地図として使う

休み方(回復を設計する)

  • 朝の光でリズムを作る
  • 夜の刺激(強い光・情報)を減らして、眠りの入口を作る
  • 疲れすぎる前に休む。休むのも立派な調整

心とつながり(動く気持ちを守る)

  • あいさつ・短い会話を増やす
  • 小さな役割を持つ(週1でもOK)
  • 「頼る」選択肢も、生活の一部にする

まとめ:70代でも、体は“生活の形”に反応してくれることがある

70代以降の体づくりは、若いころの延長線では語れない部分もあります。だからこそ、頑張り方を変える価値がある、と僕は思っています。

運動だけで勝負しない。食事だけで気合いを入れない。睡眠を後回しにしない。そして、人とのつながりや心の元気も、ちゃんと材料に入れる。

こういう「生活まるごとの若返り」は、派手じゃないぶん、続けば強いです。

今日のあなたに合う一歩が、見つかりますように。焦らず、でもあきらめずに、いきましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。体調や持病、服薬状況などによって適した方法は変わることがあります。痛み・しびれ・ふらつき・息切れなど気になる症状が続く場合は、医療機関や専門職に相談してください。

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