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【健康寿命】「年を取る」より「成長する」と考える生き方

40代・50代・60代と年齢を重ねてくると、「若いころみたいにはいかないな」「体力が落ちたな」と感じる場面が増えてくるかもしれません。私自身も、50代で血圧の問題が出てきたり、体重が大きく増えてしまったりして、「このまま年を取ったらどうなるんだろう」と不安になった時期があります。

そんな中で、「年を取る=衰える」だけではなく、「年を重ねる=成長する」と考えるようになってから、気持ちの軽さや毎日の過ごし方が大きく変わってきました。体が若返るわけではありませんが、「どう年を重ねるか」は、自分の考え方や選び方でかなり変えられるのだと感じています。

この記事では、「健康寿命(元気に動ける期間)」を少しでも伸ばしたいと考えている40〜70代の方に向けて、「成長マインド」で年齢と付き合う考え方をお伝えします。運動や食事だけではなく、心・人間関係・習慣・生き方といった広い意味での「健康」を一緒に整理していきましょう。


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年を取ることを「減点」ではなく「加点」として見る

「若さ」を基準にすると、年齢はどうしてもマイナスに見えやすい

まず、多くの人が無意識のうちに「若い=正解」という物差しを持っているように感じます。若いころの体型・体力・仕事量と比べて、「前よりできなくなった」「昔の方が良かった」と考えてしまうと、年を重ねることはどうしても「減点」になりやすいですよね。

たとえば、こんな風に感じたことはないでしょうか。

  • 階段で息が上がると「情けないな」と思う
  • 小さな文字が見づらくなって「もう年だから」とため息が出る
  • 新しいことにチャレンジする前に「この年で今さら…」とあきらめてしまう

どれも自然な感情ですが、このままだと「年を取る=できないことが増える」というイメージばかりが強くなってしまいます。そうなると、「どうせ年だし」と健康づくりへの意欲も下がりやすくなってしまうように感じます。

「増えたもの」に目を向けると、年齢の見え方が変わってくる

一方で、年齢を重ねたからこそ「増えたもの」もたくさんあります。

  • 失敗を含めた人生経験
  • 仕事や趣味を通じて積み重ねた知識・技術
  • 家族や友人、地域とのつながり
  • 自分なりの価値観や「これだけは大事にしたい」という軸

たとえ体力は20代のころより落ちていたとしても、「人としての厚み」は確実に増えているはずです。ここに目を向けると、「年を取る=引き算」ではなく、「年を重ねる=足し算」だと感じやすくなってきます。

実際、厚生労働省なども「健康寿命」を伸ばすうえで、身体の状態だけでなく、社会参加や生きがいを持つことの大切さを発信しています。「元気に動ける期間」を延ばすには、筋肉や関節のケアだけでなく、「人とのつながり」や「やりがい」をどう保つかが重要だと考えられているようです。こうした考え方も参考にしてください。

「減ったもの」と「増えたもの」の両方を認める

もちろん、年齢を重ねれば、回復力が落ちたり、無理がきかなくなったりするのは自然なことです。「そんなの関係ない、気合で乗り切ろう」という気合論では、かえって体を壊してしまうかもしれません。

大事なのは、「できなくなったこと」を無理に否定するのではなく、「今の自分にできること」「年齢を重ねたからこそできること」を一緒に見ていくことだと思います。

たとえば、私自身も若いころのような勢いで長時間働くことは難しくなってきましたが、その代わりに、「どうやったらムダなくエネルギーを使えるか」「どこを工夫すれば、体を大事にしながら働けるか」を考えるようになりました。これは、若いころにはなかった視点です。

「前と同じようにできない自分」を責めるのではなく、「今の自分に合うやり方」を探すこと。それ自体が、年齢を重ねたからこそ身につけられる「成長」なのかもしれません。


健康寿命を伸ばすカギは「成長マインド」にある

「どうせ変わらない」より「まだ変えられるところがある」と考える

健康寿命を少しでも伸ばしたいとき、食事や運動の方法を調べる方も多いと思います。もちろん、それらも大切ですが、その前提として「自分の未来はまだ変えられる」と感じられるかどうかも、大きなポイントではないでしょうか。

同じ状況でも、考え方が違うと行動が変わってきます。

  • 「この年齢から始めても意味がない」
    → 何も始めないまま数年たってしまう
  • 「今からでも、少しは変えられるかもしれない」
    → 週に1回だけでも散歩を始めてみる

最初の一歩は小さくても、「まだ成長できる」「今からでも変えられるところがある」と考えられると、自然と行動の選び方も変わってきます。この「成長マインド」が、結果として健康寿命を押し上げる土台になるように感じています。

「昨日より少しマシ」を積み重ねる

成長というと、「劇的な変化」や「大成功」をイメージしてしまいがちですが、健康寿命というスパンで見れば、「昨日より少しマシ」「先月よりちょっとラクになった」程度の変化の積み重ねがとても大切です。

たとえば、こんな小さな変化も、立派な「成長」です。

  • エレベーターではなく、1階分だけ階段を使ってみた
  • 夜更かしを30分だけ早く切り上げてみた
  • 間食の量を「ゼロ」にするのではなく、「少しだけ減らす」にしてみた
  • 久しぶりに昔の友人に連絡を取ってみた

これらは、「若返り」ではありません。でも、「年齢なりの体」とうまく付き合うための、大きな成長の一歩だと思います。

厚生労働省の健康づくり関連の情報でも、「運動は急に激しいものを始めるのではなく、日常生活の中に少しずつ体を動かす時間を増やしていくことが推奨されている」といった内容が紹介されています。専門家の考え方も、「小さな一歩を積み重ねる」という方向性のようです。

「できなかったこと」ではなく「続いていること」に注目する

成長マインドを保つうえで、もう一つ大切だと感じるのは、「できなかったこと」よりも「続いていること」に目を向ける習慣です。

たとえば、ウォーキングを始めたとしても、雨の日や疲れた日には休むこともあるでしょう。そんなとき、「やっぱり自分は続かない」と感じるよりも、「それでも、この1か月で◯回は歩けている」と考えてみると、見え方が変わってきます。

「ゼロか100か」ではなく、「合計としてプラスになっているかどうか」を見ること。これは、年齢を重ねるほど大切になってくる視点だと感じています。


経験・知恵・人とのつながりを「成長の軸」にする

体力だけでなく「経験値」で自分を支える

若いころは、多少の無理がきいて、体力で乗り切れる場面も多かったかもしれません。ですが、40代・50代・60代になってからは、「体力一本勝負」よりも、「経験や工夫でカバーする」場面が増えていくように感じます。

たとえば、仕事や家事でも、こんな変化が起きやすいかもしれません。

  • 昔:勢いと長時間労働で乗り切る
  • 今:優先順位をつけて、本当に大事なところに集中する

これはまさに、「経験値で戦い方が変わった」とも言えます。体が若いころと同じように動かないからこそ、「どうすればムダに疲れずに済むか」を考えられるようになる。それは、年齢を重ねたからこそ手に入る「知恵」ではないでしょうか。

人とのつながりが「心の健康」を支える

健康寿命というと、どうしても「体」のイメージが強いかもしれませんが、「心の健康」も同じくらい大切です。孤独感や強いストレスが続くと、生活習慣が乱れやすくなり、結果として体の不調につながることもあると言われています。

日本では、地域ごとの取り組みとして「介護予防教室」や「サロン活動」など、運動と交流を組み合わせた場づくりが各自治体で行われているようです。お住まいの市区町村のホームページなどで、「健康づくり」「介護予防」「生涯学習」などのページをチェックしてみると、意外と気軽に参加できる場が見つかるかもしれません。

私自身も、トレーニングを通じて知り合った仲間や、同じように健康を気にする方々と話す時間が、「また明日も少しがんばってみよう」という気持ちを支えてくれていると感じています。

「誰かの役に立つ瞬間」が人生後半の成長エンジンになる

年齢を重ねていく中で、仕事の第一線から少しずつ離れるタイミングが来る方もいると思います。そのとき、「自分の役割はもう終わった」と感じてしまうと、心の張り合いがなくなってしまうこともあるかもしれません。

ですが、人生後半だからこそ、「誰かの役に立つ瞬間」はむしろ増やしていけるように感じます。

  • 自分の経験を、若い世代に話してあげる
  • 昔の仕事仲間に、健康面の近況や工夫を共有する
  • 家族の中で、暮らしやすい習慣づくりを一緒に考える
  • 地域の活動にゆるく関わってみる

こうした「小さな貢献」は、体力の有無に関係なく、年齢を重ねたからこそできる「成長のかたち」だと思います。


「体のケア」も「攻め」ではなく「長く付き合うための整え方」として考える

完璧を目指すより、「今の自分と折り合いをつける」

健康情報を調べると、「〇〇はやってはいけない」「△△すべき」といった強い表現もたくさん目に入ってきます。ですが、生活環境や持病、仕事の状況は人それぞれですから、「理想の健康法」をそのまま当てはめようとすると、かえって苦しくなってしまうこともあると感じています。

私自身も、食事や運動を見直す中で、「理想的な100点の生活」を目指すのではなく、「今の人生を大事にしながら、できる範囲で改善していく」という考え方に少しずつ変わっていきました。

たとえば、

  • お酒を完全にやめるのではなく、量や頻度を見直してみる
  • 毎日ハードな運動をするのではなく、「週に何回か体を動かす日を作る」から始める
  • 好きな食べ物をゼロにするのではなく、「回数やタイミングを工夫する」

こうした「折り合いのつけ方」は、年齢を重ねてからの方が、むしろ上手になっていくような気がしています。

医療や専門家の情報も「自分に合わせて取り入れる」

血圧や血糖値、コレステロールなど、健康診断で指摘される項目が増えてくると、不安になることもあると思います。ですが、医療や公的機関の情報は、「怖がらせるため」ではなく、「早めに気づいて、生活を少しずつ整えていくため」にあると考えられています。

厚生労働省や自治体のホームページでは、生活習慣病予防や健康づくりに関する基礎知識が分かりやすくまとめられています。こうした情報も参考にしてください。そのうえで、自分の体調や生活スタイルに合ったペースで取り入れていくことが大切だと感じています。

「全部守れないから何もしない」ではなく、「この中から、今の自分でもできそうなことを1〜2個だけ取り入れてみる」という姿勢が、長い目で見たときの健康寿命にもつながっていくように思います。

無理をしないことも「前向きな選択」になる

真面目な方ほど、「やると決めたからには毎日続けないと」「頑張り続けないと意味がない」と感じやすいかもしれません。ですが、体調が悪い日や、仕事や家庭の事情でどうしても時間が取れない日もあります。

そんなときに、「今日は休もう」「体調が落ち着いてから再開しよう」と決めることも、決して後ろ向きなことではないと思います。むしろ、「自分の体と長く付き合うための前向きな判断」と言えるかもしれません。

年齢を重ねるということは、「がむしゃらにアクセルを踏む」だけでなく、「ブレーキの使い方」や「休み方」も上手になっていくことだと感じています。


「今からでも遅くない」と思えるための小さなヒント

過去の自分を責めるより、「ここからどうするか」に目を向ける

40代・50代・60代という年齢になると、「もっと早くから気をつけていれば…」と思うこともあるかもしれません。私自身も、若いころからの生活習慣を振り返って、「あのときにもう少し気をつけていれば」と感じる部分は正直あります。

ですが、過去は変えられません。一方で、「ここからどう過ごすか」は、今この瞬間から少しずつ変えることができます。

たとえば、

  • 夜ふかしをやめるのは難しくても、「0時を過ぎたら寝る」など、ラインを決めてみる
  • 毎日運動はできなくても、「週に1回は必ず体を動かす日」を作ってみる
  • 間食をやめられなくても、「種類や量を少し工夫する」

こうした小さな選択は、どの年齢からでも始められます。「年だからもう遅い」ではなく、「年を重ねた今だからこそ、必要性がハッキリ見えてきた」と考えると、一歩が踏み出しやすくなるかもしれません。

「年齢のせい」にしすぎないために、できることから試してみる

疲れやすさや体の重さを、全部「年齢のせい」にしてしまうと、そこから先の工夫が止まってしまいやすいように感じます。

もちろん、加齢による変化は確かにあります。ただ、その中にも、「生活の工夫で軽くできる部分」や「トレーニングや食事の見直しで改善できる部分」が混ざっている可能性もあります。

私自身も、一時期は「年だから仕方ない」と感じていた部分が、食事や運動の見直しで、思っていたよりもラクになった経験があります。完全に若返ることはなくても、「このくらいならまだまだ動ける」と感じられるレベルまでは、意外と戻していけるのだと実感しました。

そのときの取り組みや気づきは、ライザップ体験記ブログ(33キロダイエット成功ブログ)としてまとめています。同じように、「今からでも間に合うのかな」と感じている方の参考になればうれしいです。

「楽しく続けられる工夫」を探すことも立派な成長

健康づくりというと、「根性」「我慢」といったイメージが浮かぶ方もいるかもしれません。ですが、健康寿命という長いスパンで考えると、「どれだけ頑張ったか」よりも、「どれだけ続けられたか」の方が大事になってきます。

その意味で、「どうやったら少しでも楽しく続けられるか」を探すことも、立派な成長だと感じています。

  • 一人でウォーキングするのが苦手なら、音楽やラジオ、お気に入りのポッドキャストを聞きながら歩く
  • 筋トレが苦手なら、ストレッチや軽い体操から始めてみる
  • 料理が得意なら、健康的なメニューを試しながら楽しむ
  • 家族や友人と一緒に、健康の話題を共有してみる

「自分が続けやすい工夫」を見つけることは、自分のことをよく知ろうとする行動でもあります。これは、年齢を重ねたからこそ深められる「自己理解」という成長だと思います。


まとめ:年齢を「成長のステージ」として受け取る

ここまで、「年を取る=衰える」ではなく、「年を重ねる=成長する」と考える生き方について、いろいろな角度からお話ししてきました。

ポイントをあらためて整理すると、次のようになります。

  • 若さだけを基準にすると、年齢はどうしても「減点」になりやすい
  • 経験・知恵・人とのつながりなど、「年齢とともに増えたもの」に目を向ける
  • 健康寿命を伸ばすカギは、「まだ変えられるところがある」と考える成長マインド
  • 完璧な健康法より、「今の自分と折り合いをつけた整え方」を大事にする
  • 過去を責めるのではなく、「ここからの数年をどう過ごしたいか」を軸に考える
  • 楽しく続けられる工夫を探すこと自体が、人生後半の大きな成長になる

年齢は、残念ながら誰にも止めることはできません。でも、「年齢をどう受け取り、どう付き合っていくか」は、一人ひとりが選べる部分だと思います。

私自身も、健康診断の数値や体の変化に向き合いながら、「もう若くはない」ではなく、「ここからどうやって元気に生きていくか」を考えるようになってから、毎日の選択が少しずつ変わってきました。そして、その積み重ねが、これからの自分の健康寿命を作っていくのだと感じています。

この記事が、40代・50代・60代のあなたが、「年を取る」ことを少しだけ前向きに受け取れるきっかけになれば、とてもうれしいです。今日の自分を否定するのではなく、「ここから、どんなふうに成長していこうか」と、一緒にゆっくり考えていきましょう。

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