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【健康寿命】「誰かの役に立つ」が最高のアンチエイジング

「最近ちょっと老けたかな…」と感じるとき、つい気になるのはシワや白髪、体重かもしれません。でも、人生の後半戦に入ってみると、本当に欲しくなるのは「若く見えること」そのものよりも、

  • 朝起きたときにちゃんとやる気が出ること
  • 人と会うのが面倒ではなく、むしろ楽しみになっていること
  • 今日も「自分の出番がある」と思えること

こうした「心の若さ」ではないでしょうか。

そして、この心の若さを支えてくれるのが、この記事のテーマである「誰かの役に立つ」という感覚です。家族の一言を聞いてあげる、小さな用事を引き受ける、近所で荷物を運ぶのを手伝う──そんなささやかな行動でも、「役に立てた」と感じた瞬間に、胸の中にふっとあたたかいものが灯るような体験をされた方も多いと思います。

ここでは、40代〜70代の読者の方に向けて、「誰かの役に立つこと」がなぜ健康寿命の視点からアンチエイジングになるのか、そして今日からできる小さな一歩を一緒に考えていきます。


目次(表示させると見出しが見られますよ!)

「誰かの役に立つ」が心のアンチエイジングになる理由

自己肯定感が「やる気スイッチ」を押してくれる

人は、大人になってからも「自分は役に立っている」と感じられるときに、自然と自己肯定感が高まりやすいと言われています。とくに子育てや仕事の一線を離れたあと、「前ほど頼られなくなった」「感謝される場面が減った」と感じると、どこかボーッとして日々に張り合いがなくなることもありますよね。

反対に、ちょっとしたことで感謝されたり、「助かったよ」と言われたりすると、心のなかで

  • 「まだ自分も誰かの力になれるんだ」
  • 「自分にもできることがあるんだ」

という感覚がよみがえってきます。この「まだやれる」「役に立てる」という感覚は、行動するエネルギーを生み出してくれる、いわば心の「やる気スイッチ」のようなものです。

健康寿命を考えるとき、「運動しよう」「食事に気をつけよう」といった行動はもちろん大事ですが、その前にそもそも「やろう」と思えるだけの気力が必要になります。誰かの役に立てたという経験は、その気力の元になることが多いようです。

感謝される経験はストレスをやわらげる

日常生活の中で、家族の介護や仕事のプレッシャー、人間関係の悩みなど、どうしてもストレスは避けられません。そんな中で、小さくても感謝される経験があると「今日も悪くない一日だったな」と思えたりします。

ストレスを完全になくすことは難しいですが、感謝される出来事があると、その日の印象が少しやわらぎます。研究でも、人とのつながりや社会参加が多い人ほど、ストレスのダメージが軽くなる可能性があると報告されています。「ありがとう」と言われる瞬間は、心の中のトゲを少し丸くする役割を果たしてくれるのかもしれません。

「役割」があると、毎日にリズムができる

高齢者のボランティア活動などについてまとめた厚生労働省の資料では、ボランティアに参加している人は、生きがいや健康づくりにもプラスの影響があると指摘されています。厚生労働省の高齢ボランティアに関する資料では、「役割」が生きがいづくりにつながることが紹介されています。

役割があると、「今日はあの人に会う日だ」「来週までにこれを準備しておこう」といった形で、生活にリズムが生まれやすくなります。この「生活のリズム」そのものが、健康寿命を支える大事な土台になると考えられています。


国や自治体の資料から見える「社会参加」と健康寿命の関係

内閣府「高齢社会白書」にも出てくる「社会参加」の重要性

内閣府の「高齢社会白書」では、健康・福祉の章と並んで「学習・社会参加」の章が設けられています。そこでは、高齢期にも学びやボランティア、地域活動などに参加し続けることが、心身の健康や生きがいにとって大切だとされています。詳しく知りたい方は、内閣府「高齢社会白書」も参考になると思います。

国の白書にわざわざ「社会参加」が入っているのは、それだけ「誰かと関わり続けること」が、健康づくりや介護予防にとって欠かせないテーマになっているからだと感じます。

通いの場・地域サロンと健康の研究

千葉大学などが関わる日本老年学的評価研究(JAGES)では、「通いの場」「地域サロン」と呼ばれる集まりが、要介護認定のリスクや認知機能低下のリスクを下げる可能性がある、といった報告も行われているようです。こうした研究は、厚生労働省のサイトや、自治体向けの介護予防資料でも紹介されています。

研究結果はあくまで統計的な傾向に過ぎませんし、「絶対にこうなる」と言い切れるものではありません。ただ、「月に数回でも人が集まって話したり、一緒に体操したりすること」が、心と体の両方にとって良い影響を持つ可能性がある、という方向性は、多くの資料で共通しているようです。

自治体の取り組みにも「生きがい」や「社会参加」の文字が並ぶ

たとえば千葉市の「ちばし健康づくりガイド」では、シニア向けの「生涯現役応援センター」が紹介されています。ここでは、就労やボランティア、地域活動の情報をまとめて提供し、社会参加を促すことで、生きがいの向上と地域の支え合いを目指していると案内されています。詳しくは千葉市「健康づくりガイド」のページも参考になると思います。

こうした取り組みを見ると、「誰かの役に立つ」ということは、個人の気持ちの問題だけでなく、社会全体としても大切なテーマになっていることがわかります。


大げさじゃない「小さな役に立つ」の見つけ方

「誰かの役に立つ」と聞くと、

  • 本格的なボランティア団体に入らないといけないのでは?
  • 大きな寄付や活動をしないと意味がないのでは?

と身構えてしまう方もいるかもしれません。でも、健康寿命の視点で見ると、むしろ大事なのは「日常生活の中に、無理なく続く小さな役割を持つこと」のように感じます。

まずは家の中で見つける「役に立つ」

いきなり地域の活動に飛び込むのが不安な場合は、家の中での小さな役割からスタートするのも良さそうです。

  • 家族の予定をカレンダーにまとめておく「スケジュール係」になる
  • ゴミ出しの日を忘れないように声をかける
  • 家計簿やポイント管理など、「お得情報係」として家族をサポートする
  • 離れて暮らす家族や友人に、月に一度は電話やメッセージを送る

どれも、特別な資格や体力はほとんどいりません。それでも「自分がいることで、家の中が少しスムーズに回っている」と感じられれば、それは立派な「役に立つ」です。

近所づきあいの中でできる「役に立つ」

もう一歩進めて、家の外でできることを考えてみると、こんな形の「役に立つ」が見えてきます。

  • 重い荷物を持っている人を見かけたら、ひと声かけてみる
  • 道に迷っていそうな観光客に、「どちらに行きたいんですか?」と話しかけてみる
  • 自治体の広報紙や掲示板をチェックし、興味のある地域サロンや通いの場に顔を出してみる
  • 町内会や管理組合の掲示物づくり、配布の手伝いを申し出てみる

どの行動も、最初の一歩だけが少し勇気がいるかもしれません。でも、一度やってみると、思ったより自然にできてしまうことも多いです。そしてその後に返ってくる、「ありがとう」「助かった」という言葉が、こちらの心をじんわりと温めてくれます。

オンラインでの「役に立つ」も立派な社会参加

最近は、インターネットを通じて誰かの役に立つ機会も増えています。

  • 自分の得意な家事のコツや節約術をブログやSNSで発信する
  • 趣味のサークルのグループチャットで、情報をまとめて共有する「まとめ係」になる
  • 同年代の仲間に向けて、健康づくりの工夫や失敗談をシェアする

オンラインの世界でも、「誰かの悩みが少し軽くなった」「参考になった」と言ってもらえると、画面の向こうから温かいつながりを感じられます。顔を合わせるのが少し苦手な方にとっては、オンラインのほうが始めやすい「社会参加」になることもありそうです。


ボランティアだけが「役に立つ」ではない

「大きなこと」より「続けられること」を大切に

ボランティア活動そのものはとても素晴らしい取り組みですが、「ボランティアをしていない自分は、誰の役にも立っていない」と考えてしまうと、かえって心が重くなってしまいます。

健康寿命のことを考えるときに大事なのは、一時的に頑張ることよりも、「ゆるく長く続くこと」です。役に立つ行動も同じで、

  • 年に一度だけ、大きなイベントで頑張る

よりも、

  • 日常の中で、さりげなく声をかけたり、手を貸したりすることを長く続ける

ほうが、心にも体にも無理がないかもしれません。

「ありがとう」を自分から言うのも、まわり回って役に立つ

誰かに直接手を貸すだけが「役に立つ」ではありません。逆に、自分が周りの人に「ありがとう」と伝えることも、その人の自己肯定感を支える大事な行動になります。

たとえば、

  • レジで感じよく対応してくれた店員さんに、「丁寧にありがとうございます」と一言添える
  • 家族が家事をしてくれたときに、「いつも助かってるよ」と口に出して伝える
  • 病院や施設のスタッフさんに、「いつも気にかけてくださって安心です」と伝える

こうした言葉は、その日のその人の心を少し軽くします。そして、感謝があふれる場には、不思議と「また誰かの役に立とう」というエネルギーも生まれてきます。感謝を伝えることは、まわり回って社会全体の健康寿命を支える一つの行動と言えるかもしれません。


体力に自信がない人・人付き合いが苦手な人こそ伝えたいこと

「できる範囲」でいいから、自分のペースを大事にする

持病があったり、体力に不安があったりすると、「ボランティアなんてとても無理」と感じる方も多いと思います。実際、長時間立ちっぱなしの活動や、重い物を運ぶような役割は、体に負担がかかる場合もあります。

そういうときは、

  • 電話やオンラインでの相談役になる
  • 資料の封入やシール貼りなど、座ってできる作業を担当する
  • イベントの後片付けではなく、事前の案内づくりや告知を手伝う

といった、「座りながら」「自宅でも」できる役割を選ぶほうが安心です。自治体や地域包括支援センターでも、体力に応じた関わり方を相談できる場合がありますので、気になる方はお住まいの市区町村の窓口もチェックしてみてください。

人付き合いが得意でなくても大丈夫

人と話すのがあまり得意ではない方にとって、「社会参加」「ボランティア」といった言葉は少しハードルが高く感じられるかもしれません。そんなときは、「無理に盛り上げ役になる必要はない」と考えてみると、少し気持ちが楽になります。

実際の活動では、

  • 黙々と作業を進めてくれる人
  • 静かに話を聞いてくれる人
  • 細かいところに気がついて、忘れ物を指摘してくれる人

こうした存在も、とても頼りにされます。「にぎやかさ」だけが役に立つわけではなく、自分の性格のままでできる役割がきっとあるはずです。


僕自身が感じた「役に立ちたい」がくれた原動力

ここからは、サイト運営者としての僕自身の話も、少しだけ紹介させてください。

僕はもともと、リバウンド経験をくり返してきたタイプです。そんな自分がライザップで本気のボディメイクに取り組んだのは、「このままでは家族に心配ばかりかけてしまう」「仕事でも迷惑をかけてしまう」と感じたことが大きなきっかけでした。

つまり、「自分のためのダイエット」というより、「誰かの役に立ち続けるために、もう一度ちゃんと体を立て直したい」という思いが強かったのだと思います。そのときの体験は、僕自身の33キロ減量の体験記ブログにも詳しく書きましたが、正直なところ、途中でつらく感じた場面もたくさんありました。

それでも続けられたのは、「この挑戦を乗り越えたら、同じように悩んでいる誰かの役に立てるかもしれない」という気持ちが、どこかで支えになっていたからだと思います。

実際に、サイトを通じて

  • 「自分も高血圧で不安だったけれど、挑戦してみようと思えました」
  • 「年齢的にあきらめていたけれど、まだ変われそうな気がしました」

といったメッセージをいただくこともあり、そのたびに、「あのとき一歩を踏み出してよかった」と心から思います。

もちろん、全員がライザップに通う必要はまったくありません。ただ、「自分の健康を立て直すこと」が、自分だけでなく家族やまわりの人の安心につながり、結果として「誰かの役に立つ」ことになる──そんな循環をイメージできると、健康づくりのモチベーションも少し変わってくるのではないでしょうか。


「役に立つ日」を増やすための、やさしい一歩の踏み出し方

いきなり予定を詰め込みすぎない

健康寿命を延ばしたいからといって、

  • 毎日どこかの活動に参加する
  • 週に何回もボランティアで外出する

といったスケジュールをいきなり組むと、どうしても疲れてしまいます。最初は、「月に1回」「2ヶ月に1回」くらいのペースから始めるのも十分だと思います。

大事なのは、疲れ果ててしまう前に「このくらいがちょうどいいな」と感じるペースをつかむこと。少し物足りないくらいのペースで続けているうちに、気がつけば「あれ、前よりも出かけるのが苦にならなくなってきたな」と感じる日が来るかもしれません。

「役に立てたこと日記」をつけてみる

小さな役に立つ行動は、やっている本人がすぐに忘れてしまいがちです。そこでおすすめなのが、簡単なメモでもいいので、「今日、人の役に立てたこと」を1つだけ書き留めておくことです。

たとえば、

  • 朝、家族の話を最後まで聞いてあげた
  • スーパーで、並び方に迷っている人に列を教えてあげた
  • オンラインで、自分の経験を書き込んだら「参考になった」と言われた

こんな感じの記録で十分です。数日たって読み返すと、「自分も毎日の中で意外といろんな場面で役に立てているんだな」と感じられます。それがまた自己肯定感を支え、「心のアンチエイジング」にもつながっていきます。


まとめ:「誰かのため」は、けっきょく自分のためのアンチエイジング

この記事では、「誰かの役に立つ」という視点から、健康寿命やアンチエイジングについて考えてきました。

  • 誰かの役に立つと、「まだ自分も必要とされている」という感覚が心に火を灯してくれる
  • ボランティアや社会参加が、生きがいや健康づくりにつながる可能性は、国や自治体の資料でも紹介されている
  • 大きなことをしなくても、家の中や近所、オンラインの世界など、日常の中には小さな「役に立つ」がたくさん隠れている
  • 体力や性格に合わせて、自分なりの関わり方を選べばいい
  • 自分の健康を整えることそのものも、まわりの人の安心につながる「役に立つ」行動になる

「誰かのために」と思って始めたことが、結果として自分の心と体を元気にしてくれる──そんな循環ができてくると、人生の後半戦はぐっと豊かな時間になっていくように感じます。

今日の一日が、完璧である必要はありません。ほんの少しでいいので、「きょう、自分は誰かの役に立てただろうか?」と振り返ってみる。その問いかけそのものが、健康寿命を伸ばすやさしいアンチエイジングのスタートになるのかもしれません。

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