プロテインを使ったダイエットの成功法【使い方】

ダイエット中って、「とりあえずプロテイン飲んでおけば良さそう」と思いがちじゃないですか?
実際、私のまわりでも
「毎日プロテイン飲んでるのに体重増えたんだけど…」
「筋トレしてない日もなんとなく2〜3杯飲んでる」
みたいな声、けっこう聞きます。
調べてみると、プロテイン自体は「たんぱく質を手軽にとるための便利な食品」で、上手に使えばダイエットの味方になってくれるらしいんですよね。
でも、飲む“タイミング”や“量”“他の食事とのバランス”を間違えると、ふつうにカロリーオーバーして太るリスクもあるみたいです。
このページでは、そんなプロテインを
「なんとなく飲む」から「目的を持って賢く使う」に変えるためのガイドとして、
- そもそもプロテインって何者なのか
- ダイエット中はいつ・どのくらい飲むといいのか
- よくある失敗パターンと、その回避方法
- 1日の中でのリアルな活用例
を、専門用語をできるだけかみ砕きながらお話ししていきます。
「プロテイン、ちゃんと使いこなせてる自信がない」
「太るのか痩せるのか、結局よくわからない」
そんな人ほど、読み終わる頃には
「自分はこういう使い方にしよう」って具体的なイメージが持てるように書いていきますね。
焦らず、プロテインを“ダイエットの良き相棒”にしていきましょう。
目次(表示させると見出しが見られますよ!)
この記事を読むべき理由
「プロテインってダイエットにいいって聞くけど、正直、どう使えばいいの?」
「毎日飲んでるのに、全然痩せた気がしない…」
そんなモヤモヤをスッキリさせるための記事です。
プロテインは飲み方を間違えると太ることもあるし、うまくハマると「空腹をガマンしすぎないダイエット」を支えてくれる便利アイテムでもあります。
この記事では、難しい専門用語はできるだけ避けつつ、
- そもそもプロテインって何なのか
- ダイエットに活かすための正しい使い方(タイミング・量・選び方)
- やりがちな失敗パターンと、その防ぎ方
- 1日の中でのリアルな使い方の例
を、会話・体験談まじりでやさしく解説していきます。
最後まで読めば、「なんとなく飲んでるプロテイン」から「ちゃんと目的を持って使えるプロテイン」にレベルアップできるはずです。
プロテインダイエットの基本をやさしく整理
そもそもプロテインって何者?
プロテイン=「筋トレガチ勢が飲むもの」というイメージ、まだまだ強いですよね。
でも中身はすごくシンプルで、ただの「たんぱく質の粉」です。
たんぱく質は、
- 筋肉
- 内臓
- 皮膚・髪・爪
- ホルモン・酵素
など、体のあちこちの材料になっています。調べてみると、日本の公的な資料でも「三大栄養素のひとつで、体の構成成分として重要」と説明されていました。
「食事だけで足りていれば、必ずしもプロテインは必須じゃない」
ここ、ちょっと大事なポイントです。
プロテインはあくまで「食事で足りないたんぱく質を補うためのサポート役」。
逆にいうと、
- 毎食しっかり肉・魚・卵・大豆製品を食べている
- たんぱく質の量も十分とれている
という人にとっては、無理にプロテインを足さなくてもいいケースもあります。
でも現実には、朝はパンとコーヒーだけとか、昼はおにぎり+カップ麺みたいな日も多いですよね。
そうなると、たんぱく質が思った以上に不足しやすいと言われています。
プロテイン=「飲めば痩せる魔法の粉」ではない
ここで一度、夢を壊しておきます。
プロテインを飲むだけでは痩せません。
当たり前ですが、プロテインにもカロリーがあります。
例えば、よくあるホエイプロテイン1杯(20g前後)で、
- カロリー:80〜120kcal前後
- たんぱく質:15〜20g前後
くらいはあることが多いです。
いつもの食事にこれを「ただ足しただけ」だと、全体のカロリーは増えてしまいます。
なのでダイエットでは、「何の代わりにプロテインを飲むのか」をはっきりさせることが大事になります。
「どのくらい必要?」プロテイン量のざっくり目安
1日に必要なたんぱく質の目安
調べてみると、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」では、
18〜64歳の成人で、おおよそ
- 男性:1日あたり60〜65g前後
- 女性:1日あたり50g前後
のたんぱく質が推奨量の目安として示されています。これはあくまで「不足しないための目安」で、体づくりをしたい人はもう少し多めにとるのがいい、と書かれている資料もありました。
※詳細は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」などを参考にしました。
現実は「足りていない人もけっこう多い」らしい
アプリユーザーを対象にした国内の調査を見てみると、
目標量のたんぱく質をとれていない人が4割近くいたというデータもあったそうです。
「たんぱく質大事!」と思っていても、実際の食事で満たすのは意外と難しいんですよね。
だからこそ、プロテインを「足りない分を補う道具」として使うと、ダイエット的にもすごく噛み合いやすくなります。
ダイエットでプロテインを使う3つの基本戦略
① 「不足分を埋める」意識で使う
まずはシンプルに、たんぱく質が足りない食事を補うために使うパターンです。
例えばこんな感じ:
- 朝:パン+コーヒー → そこにプロテイン1杯をプラス
- 昼:丼物だけ → 小さめのプロテインを1杯足す
- 夜:おかずはあるけど量が少ない → 食後に半量だけ飲む
「全部をプロテインに置き換える」のではなく、足りないところにちょい足ししていくイメージです。
置き換えダイエットに使うなら
どうしてもカロリーを抑えたいとき、「お菓子や菓子パンの代わりにプロテイン」という使い方もアリです。
- お菓子 :300〜400kcal+糖質たっぷり
- プロテイン:100kcal前後でたんぱく質しっかり
というケースが多いので、総カロリーを減らしながら、たんぱく質はキープできます。
ただし、極端に「3食全部プロテイン+少しだけ野菜」みたいなやり方は、栄養バランスを崩したり、リバウンドリスクも高まりやすいとされています。
きちんとした食事の考え方は、ライザップの食事ルールまとめ【実践ルール】のような記事も参考にしつつ、「食事のベースありき」で考えるのがおすすめです。
② タイミングは「朝・間食・運動後」が使いやすい
朝:たんぱく質が不足しがちな人は「朝プロテイン」
朝食が
- パン+コーヒーだけ
- 何も食べずに家を出る
という人は、朝に1杯プロテインを足すだけでも、1日のスタートがかなり変わります。
・血糖値の乱高下が起きにくくなる
・昼食までのドカ食いを防ぎやすい
・筋肉の分解を抑えるサポートになると言われている
など、ダイエットにとってもプラスになりやすいポイントが多いです。
間食:おやつ代わりに「プロテイン+低カロリーおやつ」
「15〜16時になると、どうしても甘いものが欲しくなる…」という人には、間食置き換えパターンがおすすめです。
例えば:
- ポテチ+甘いカフェラテ → プロテイン+素焼きナッツ少し
- ケーキ+ジュース → プロテイン+無糖の炭酸水
に変えるだけでも、1日200〜400kcalくらい減らせることもあります。
しかもたんぱく質が入るので、夜のドカ食いも少し落ち着きやすくなる人が多いです。
運動後:筋肉の回復サポートとして
週に2〜3回でも筋トレや有酸素運動をしているなら、運動後30〜60分以内のプロテインも使いやすいタイミングです。
調べてみると、運動後のたんぱく質摂取は「筋肉の回復や合成をサポートする」とされている研究報告がいくつもあります。ただし、どのタイミングが一番いいかは研究によって結果が分かれていて、「運動後すぐじゃないとダメ」というほどでもなさそうという印象です。
なので、「その日のうちに、合計で必要なたんぱく質をとれているか」を優先して考えるくらいで大丈夫です。
③ 間違った使い方に注意
プロテインを「おかわり」してカロリーオーバー
ありがちなのが、
- なんとなく体によさそうだから、1日に3〜4杯飲んでしまう
- トレーニングをしない日も、クセで同じ量を飲んでいる
というパターン。
プロテイン1杯100kcalだとしたら、4杯で400kcal。これはちょっとしたスイーツ1個分です。
「たんぱく質は足りているのに、カロリーだけ増えている」という状態になると、さすがに痩せにくくなります。
食事をほぼプロテインに置き換える
「プロテインだけの生活を数週間続ける」ような極端なダイエットは、短期的に体重は落ちても、
- 筋肉も一緒に落ちる
- 栄養バランスが崩れる
- リバウンドしやすい体になる
と言われています。
無理な食事制限は、リバウンドリスク診断のようなチェックをしてみると、どれだけ危険か実感できるかもしれません。
「夜のダラダラ飲み」で太るパターン
健康意識が高い人ほどやりがちなのが、
- 夜、スマホ見ながらなんとなくプロテインを飲む
- 特にお腹も空いてないのに、習慣で飲む
というパターンです。
「お腹が空いていないのにカロリーを追加する」のは、普通のお菓子と同じく太りやすい行動です。
夜に飲むなら、「夕食が軽すぎてお腹が空きそうなときに半量だけ」など、目的を決めておくと◎です。
ダイエット向きプロテインの選び方
チェックすべきは「成分表示」
どのプロテインを選べばいいか迷ったら、まずはパッケージの裏をチェックしてみましょう。
- 1食あたりのカロリー(100〜130kcal前後だと使いやすい)
- たんぱく質量(15〜20g前後あると◎)
- 脂質・糖質がやたら高くないか
このあたりを見ておくと、「ほぼジュースのような甘いだけのプロテイン」を避けやすくなります。
味・溶けやすさは「継続できるか」に直結
ダイエットは続けてナンボ。
いくら成分が良くても、
- 味がどうしても苦手
- ダマだらけで飲むのがストレス
だと、結局続きません。
最初のうちは、
- 小さいサイズでお試し
- いくつかの味を試してみる
くらいの気持ちで、自分に合うものを探すのがおすすめです。
目的別のざっくり選び方
- ダイエット重視:カロリー・糖質・脂質控えめタイプ
- 筋肉も増やしたい:ホエイ中心でたんぱく質量多め
- お腹が弱い・乳製品が苦手:ソイプロテインや他の原材料のもの
どれが「絶対正解」というより、目的+体質+続けやすさのバランスで選ぶイメージです。
1日の中での「リアルな使い方」例
ケース①:運動ほぼナシ・在宅ワーク中心の人
在宅ワークで一日中座りっぱなし。運動はほぼしない…という人の一例です。
- 朝:トースト+サラダ+プロテイン(1杯)
- 昼:ご飯+メインおかず(肉・魚・大豆)+野菜
- 15時頃:お菓子の代わりにプロテイン半量+ナッツ少し
- 夜:普通の定食スタイル(揚げ物は控えめ)
このパターンだと、「朝とおやつでたんぱく質を補う」イメージになります。
食事の組み立て方全体は、ライザップの食事ルールまとめ【実践ルール】の内容にもかなり近い流れです。
ケース②:週2〜3回筋トレしている人
- 朝:ご飯+卵+納豆
- 昼:定食(肉・魚をしっかり)
- トレーニング後:プロテイン(1杯)+水
- 夜:野菜多めのメニュー+たんぱく質のおかず
この場合は、運動後の回復サポート+1日の不足分を埋める目的でプロテインを使います。
「プロテインを飲むから今日はご飯を倍にしよう!」ではなく、全体カロリーはキープしつつ、たんぱく質を厚めにするというイメージです。
ケース③:夜遅くまで仕事で、夕食が遅くなりがち
- 朝:軽めの食事+プロテイン半量
- 昼:しっかり定食
- 夕方:軽いおにぎり+プロテイン半量
- 帰宅後:消化にやさしいものを少量(スープ+少しのタンパク質)
このパターンでは、「夕食が遅くなりすぎる分を、前倒しでプロテインにしておく」使い方です。
帰宅後にドカ食いしないための、リスクヘッジとしてのプロテインとも言えます。
失敗談から学ぶ「プロテインあるある」
ここからは、私、和久井朗も含めて、実際に聞いたり体験したりした「プロテイン失敗談」をもとに、気をつけポイントをまとめます。
あるある①:プロテインを増やした分、普通の食事量も増えていた
「筋肉つけたいし、プロテイン飲めばOKでしょ!」と、プロテイン+今まで通りの食事+お菓子を続けた結果、体重だけ増えた…という話は本当に多いです。
解決策:
プロテインを足すときは、同時に
- 主食(ご飯・パン・麺)の量を少し減らす
- お菓子・スイーツの回数を減らす
など、どこかのカロリーを調整することをセットにしましょう。
あるある②:プロテインだけでお腹を満たして、かえって暴食
短期決戦で「プロテインだけ生活」をしてしまい、
数日後に反動で暴食→自己嫌悪→また極端な制限…というループにハマるパターンもよくあります。
こうなると、体も心も「リバウンドしやすいモード」に入りやすいので、リバウンドリスク診断のようなツールで自分の傾向をチェックしてみるのもおすすめです。
あるある③:味に飽きてやめてしまう
「最初はおいしいと思ったけど、1袋飲み切る前に飽きた…」というのも、かなり多い声です。
解決策:
- 最初は小さいサイズから試す
- 2〜3種類の味をローテーションする
- 水だけで無理なら、最初は低脂肪乳・豆乳で薄めに
など、「続けるための工夫」もセットで考えておくと、ダイエットの長期戦に耐えやすくなります。
プロテインと食事・トレーニングのバランス
プロテインだけ頑張るより「トータルバランス」
調べてみると、プロテインの研究や栄養調査の多くが、
「食事全体のバランス」と「運動習慣」もセットで見ていることが多いです。
つまり、
- 栄養バランスが大きく崩れている
- 睡眠も不足している
- ストレスもかなり強い
という状態で、プロテインだけを頑張っても限界があるということです。
食事全体の組み立て方や、ダイエットの基本を整理したいなら、サイト内の他の記事や、RIZAP向き度チェック診断で「自分はどのくらいサポートが必要なタイプか」を知るのもアリだと思います。
「一人で頑張りすぎない」という選択肢
プロテインも食事管理も運動も、全部ひとりで抱え込むと、どうしても限界が来ます。
そんなときは、
- ジムのトレーナーに食事を見てもらう
- オンラインで栄養相談を利用する
- ライザップのように、専属トレーナーに丸ごと任せる
という選択肢もあります。
「自分は一人でやるより、誰かに引っ張ってもらった方が続くタイプかも…」と思う人は、RIZAP向き度チェック診断のようなツールで一度セルフチェックしてみると、今後の方向性も決めやすくなります。
まとめ:プロテインは「痩せるための保険」として賢く使おう

最後に、この記事のポイントをギュッとまとめます。
- プロテインは魔法の痩せ薬ではなく、たんぱく質を補うための道具
- 「何の代わりに飲むか」を決めておかないと、カロリーオーバーになりやすい
- ダイエットでは、朝・間食・運動後が使いやすいタイミング
- 成分表示を見て、たんぱく質量とカロリー・糖質・脂質のバランスをチェック
- 極端な置き換えは、リバウンドリスクを高める可能性がある
プロテインは、うまく使えば「お腹を空かせすぎずに、体脂肪を落としていく」ための強い味方になります。
でも、それだけに頼りすぎると、ただの高たんぱくなおやつになってしまうこともあります。
焦らなくて大丈夫です。
今日からできるのは、まず
- 自分の食事で、たんぱく質が足りていそうかをざっくり振り返る
- 「どのタイミングで何と置き換えるか」を決めてプロテインを使う
この2つだけでもOKです。
一歩ずつ調整していけば、「ちゃんと食べて、ちゃんと痩せる」ダイエットに近づいていけます。
あなたのダイエットが、我慢だらけのつらいものではなく、「自分の体とちゃんと向き合う時間」になりますように。
その中でプロテインが、うまく寄り添ってくれるアイテムになればうれしいです。
