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【健康寿命】自分に合った健康法を見つける“試行錯誤”のすすめ

テレビやネットを見ていると、「この健康法がすごい」「これさえやれば若返る」といった情報が次から次へと流れてきますよね。けれど、実際にやってみると「三日坊主で終わった…」「頑張ったわりにしんどいだけだった」という経験も少なくないと思います。

健康寿命を伸ばしたい人生後半世代にとって大事なのは、流行をそのまま取り入れることではなく、「自分の体質・生活・性格に合う形に調整していくこと」だと感じています。

このページでは、サイト運営者・和久井朗が、これまでのダイエットやボディメイクの試行錯誤を通して学んできたことも交えながら、「自分に合った健康法を見つける“試行錯誤”のすすめ」をお届けします。

「今からでも間に合うかな?」と不安な方にこそ、ゆっくり読んでいただきたい内容です。


自分に合った健康法は、人の数だけある

まずお伝えしたいのは、「万人にとって完璧な健康法はない」ということです。

同じウォーキングでも、「朝のひんやりした空気の中を歩くのが気持ちいい」という人もいれば、「朝はバタバタして無理だから、夕方にスーパーまで少し遠回りして歩く方が合う」という人もいます。内容は同じ“歩く”でも、時間帯や距離、ペースが違うだけで続けやすさは大きく変わります。

体質・生活リズム・性格が違えば、合うものも違う

たとえば、同じ40代でも

  • 汗をかきやすい人・冷えやすい人
  • 朝型の人・夜型の人
  • コツコツ型の人・飽きっぽいけれど一気に集中するタイプの人

…と、体質や性格は本当にさまざまですよね。
こうした違いがある以上、「このやり方が絶対に正解」とは言い切れないと考えられています。

国の健康づくりの指針でも、「この運動だけをすればよい」というよりは、自分の状況に合わせて身体活動量を増やしていく考え方が重視されているようです。参考までに、厚生労働省の取り組みも一度目を通してみるとイメージがつきやすいかもしれません。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動」

「正解探し」より「自分の答え探し」へ

若い頃は、「このやり方が科学的に正しい」「専門家がこう言っている」といった“唯一の正解”を追いかけたくなりがちです。ですが、人生の後半戦に入ってくると、科学的なデータ+自分の感覚を合わせて考える視点が大切になってくるように感じます。

「こうするべき」という正解探しから、「私の体にはどんなやり方がしっくりくるか?」という“自分の答え探し”に切り替えていくこと。これが、自分に合った健康法にたどり着く第一歩です。


試行錯誤スタイルの基本は「試す→感じる→調整する」

では、具体的にどうやって「自分に合う」かどうかを見極めていくか。ここでは、ぼくが意識している試行錯誤の3ステップをご紹介します。

ステップ1:少しだけ試してみる

いきなり「毎日1時間やる」「糖質は一生控える」など、極端なチャレンジをする必要はありません。むしろ、最初の一手は「今よりちょっとだけ変える」くらいの方が続きやすいように感じます。

  • いつもの帰り道を、信号ひとつ分だけ多く歩いてみる
  • 夜遅い間食を、週に2回だけ控えてみる
  • 寝る前スマホ時間を、まずは10分だけ減らしてみる

こんな“小さすぎて笑ってしまうくらいの変化”からで大丈夫です。体も心も、いきなりの大改革より、小さな変化の積み重ねの方が受け入れやすいことが多いようです。

ステップ2:体と心の反応をメモしてみる

次に大事なのが、「やってみてどう感じたか」を言葉にして残しておくことです。

といっても、立派な健康記録ノートを作る必要はありません。カレンダーの余白やスマホのメモに、簡単に書き留めるだけでも十分です。

  • 朝のウォーキング:気持ちはスッキリ。腰が少し重い感じ。
  • 夕食のご飯を少し減らした:夜中にお腹がすいて目が覚めた。
  • 寝る前ストレッチ5分:寝つきが良かった気がする。

こんなふうに、「良かったこと」「違和感を感じたこと」をセットで残しておくと、後から見返したときに「これは合っていそう」「これは今の自分には負担が大きかったかも」と判断しやすくなります。

ステップ3:合わなければ手放す・変えてみる

試行錯誤スタイルで大切なのは、「合わないと感じたものは、遠慮なくやめてOK」という前提を持っておくことです。

続かなかったり、体がしんどく感じる方法は、「自分がダメだから」ではなく、「このやり方とは相性が良くなかっただけ」と考えてあげてもいいのではないでしょうか。

少し形を変えて、たとえば

  • 毎日じゃなくて、週に2〜3回にしてみる
  • 時間を短くしてみる(30分→10分など)
  • 内容を少しやさしいものに変えてみる

といった調整をするのも一つの手です。それでも違和感が続くなら、いったん手放して、別の方法を試してみる。この「やめる勇気」も、立派な試行錯誤の一部だと思っています。


流行の健康法とどう付き合うか?

雑誌やテレビ、SNSでは、次々と新しい健康法が紹介されています。「これだけでOK」「一日〇分で若返り」など、心惹かれるフレーズも多いですよね。

こうした情報と上手に付き合うポイントは、「おいしいところだけ少し味見させてもらう」くらいの感覚でいることかもしれません。

「全部そのまま真似しよう」としなくて大丈夫

たとえば、「毎朝5時に起きてジョギング」「糖質をほとんど取らない」といった方法は、確かに効果を感じる人もいるようです。ただし、

  • 夜勤やシフト勤務で生活リズムが不規則な人
  • 家族の世話や介護で、朝からフル回転の人
  • 持病の服薬がある人

などにとっては、そのまま真似するのは現実的ではない場合もあります。

そんなときは、その健康法の「エッセンス」だけをすくい取るイメージを持つと、グッと取り入れやすくなります。

  • 「朝5時ジョギング」→「自分の生活の中で、一番余裕のある時間に10分だけ歩く」
  • 「糖質オフ」→「夜だけ主食の量を少し控える」「間食の甘いお菓子を週の半分に減らす」

こうやって、自分の暮らしに合わせて“薄めて”使うのも、立派な試行錯誤です。


ぼくも失敗と試行錯誤のくり返しだった

ここで少し、サイト運営者としてではなく、一人の中高年としての話もさせてください。

ぼく自身、若い頃からダイエットや健康法に何度もチャレンジしては、リバウンドや挫折をくり返してきました。流行の方法をあれこれ試して、「短期間だけ頑張って、気がつくと元に戻る」のくり返し…。そんな時期が長く続きました。

本気で向き合うきっかけになったのが、ライザップでのボディメイクでした。詳しい経緯や、途中で心が折れそうになった時期のことは、別の記事にまとめています。

リバウンド経験者がライザップで変わった体験談【和久井編】

ここでも結局やっていたのは、「自分の体に合うペース」「無理なく続けられる食事のリズム」を探す試行錯誤でした。

  • 「この食べ方だと夜お腹がすいて眠れないな」→次の日に少し調整
  • 「この運動ペースだと膝が重い」→トレーナーと相談して負荷を変える
  • 「週末に予定が詰まりすぎると続かない」→平日のどこかに“休む日”をあらかじめ作る

こんなふうに、失敗も正直に出しながら、合う形を一緒に探していくことで、少しずつ「これなら続けられそうだ」という自分なりの健康スタイルが見えてきました。

この経験から今感じているのは、「正しい方法を一発で当てること」より、「失敗しながら調整していくこと」こそが健康寿命を支える力になるのかもしれない、ということです。


自分の体のサインを読む、小さなコツ

試行錯誤をしていくうえで頼りになるのが、自分の体が出してくれているサインです。ここでは、目安として意識しておきたいポイントをいくつか挙げてみます。

「ちょうどいい疲れ」と「ぐったりする疲れ」を区別する

運動や体の使い方を変えたあとに出てくる疲れには、

  • 「心地よい疲れ」「よく眠れそう」と感じる疲れ
  • 「ヘトヘトで何もする気が起きない」と感じる疲れ

の2種類があるように思います。

前者は、体が少しずつ変化しているサインとして歓迎できる場合もありますが、後者が続くときは負荷が強すぎる、もしくは回復の時間が足りていない可能性もあります。

無理に「根性で乗り切ろう」とせず、「ちょうどいい疲れ」に収まるラインまで負荷を調整することも大切な試行錯誤です。

睡眠の質や目覚めの感覚をチェックしてみる

新しい健康法を取り入れたときに、睡眠のリズムがどう変わるかもひとつの目安になります。

  • 寝つきがスッと楽になった
  • 夜中に目が覚める回数が減った
  • 朝の目覚めが少し楽になった

こうした変化が感じられるなら、今の試し方が体に合っているサインかもしれません。逆に、眠れなくなったり、朝のだるさが増したときは、内容やタイミングを調整するタイミングだと考えてみても良さそうです。

睡眠については、国や自治体でも情報がまとめられています。細かい専門的な話が気になる場合は、例えば以下のようなサイトも参考になるかもしれません。

こうした公的な情報と、自分の感覚の両方を持ちながら、少しずつ自分に合う形を探していけると安心です。


生活スタイル別・試行錯誤のヒント

ここからは、よく聞く生活スタイルごとに、「こんな試行錯誤もあるかもしれません」というヒントを挙げてみます。どれも“正解”ではなく、あくまで一つの例として読んでいただければうれしいです。

デスクワーク中心の人の場合

一日中座りっぱなしになりがちな仕事では、「運動の時間をとる」という発想よりも、「座りっぱなしの時間をこまめに分断していく」という考え方が合うこともあります。

  • 1時間に1回だけ、椅子から立ち上がって伸びをする
  • トイレに行くときだけ、遠いトイレを選んで歩く距離を少し増やす
  • 電話はできる範囲で立って取ってみる

最初は「こんなことで変わるのかな?」と感じるかもしれませんが、厚生労働省や各自治体の情報でも、座りっぱなしの時間を減らす工夫は健康づくりの大事なポイントのひとつとして紹介されているようです。

夜遅くまで起きがちな人の場合

仕事や家事の関係でどうしても夜型になりやすい方もいます。この場合、「早起きして運動する」よりも、

  • 寝る前の30分だけ、スマホやテレビを減らして体をゆるめる時間にする
  • 夜遅い食事のときは、量を少し軽めにしてみる
  • 飲み物を、夜だけはノンカフェイン中心にしてみる

といった「夜の過ごし方」を少しずつ整えていくことが、健康寿命を守る一歩になることもあります。

家事・介護で忙しい人の場合

家の中で動きっぱなしの方は、すでにかなり体を使っていることが多いです。そういう方にとっては、「さらに運動時間を足す」よりも、

  • 家事の合間に、深呼吸を意識する時間を少し入れる
  • 週に一度、家族に家事を少し手伝ってもらい、自分の休息時間を確保する
  • 「全部完璧にやらなくてもOK」と考える練習をする

といった「力を抜く方向の試行錯誤」が大切になることもあります。


心の状態も「健康法の相性」に関わってくる

健康法というと、どうしても「筋肉」「体重」「血圧」など、体の数値に目が向きがちです。でも実際には、心の状態や、人との付き合い方との相性もとても大きいと感じています。

一人で黙々とやるのが好きな人・苦手な人

たとえば、

  • 一人で黙々と取り組む時間が好きな人
  • 誰かと会話しながらでないと続きにくい人

では、合う健康法がかなり変わってきます。

前者のタイプなら、自宅での地味なストレッチや、早朝の静かなウォーキングのような一人時間が合うかもしれませんし、後者のタイプなら、友人とのウォーキングや、地域の体操教室など「人と一緒にやる場」の方が続きやすいかもしれません。

どちらが良い・悪いではなく、「自分はどちらの傾向が強いかな?」と知っておくだけでも、健康法選びが楽になります

「楽しさ」をどこに感じるかを意識してみる

また、

  • 変化した数値にやりがいを感じる人(体重・歩数・血圧など)
  • 「気持ちいい」「スッキリした」という感覚に幸せを感じる人
  • 「誰かに褒められた」「一緒に笑い合えた」ことがうれしい人

など、人によって「やっていて良かった」と感じるポイントも違います。

自分がどんなときに「やって良かったな」と思えるかを知っておくと、その“ごほうび”が得られやすい形に健康法を調整していくことができます。


「やめる」「休む」も立派な試行錯誤

頑張り屋さんほど、

  • 一度始めたものをやめるのが怖い
  • 休む=サボりだと感じてしまう

といった思いを抱えやすいようです。

ですが、健康寿命を考えたときに大事なのは、「どれだけ長く続けられる形に落とし込めるか」です。いったん立ち止まったり、やめたりすることも、長い目で見れば大事な試行錯誤の一部だと捉えてみても良さそうです。

例えば、

  • 今の運動ペースがしんどいなら、「一時的にペースを落とす」という選択肢を取ってみる
  • 忙しい時期だけ、「運動はお休み、睡眠と食事だけを整える期間」にしてみる
  • 気分が乗らない日には、「今日は体を休める日」と決めて、罪悪感を持たない練習をする

こうした“逃げ道”をあらかじめ用意しておくと、心が楽になります。「また元気になったら再開しよう」と思えること自体が、続ける力を守ってくれるように感じます。


信頼できる情報と付き合いながら、自分仕様にカスタマイズする

とはいえ、「全部自分の感覚だけで判断する」のも不安になりますよね。そこで頼りになるのが、国や自治体、国産メーカーなどが出している健康情報です。

たとえば、

  • 健康づくりの基礎知識:厚生労働省
  • 地域の健康教室や講座情報:お住まいの市町村の公式サイト
  • 体重計メーカーの健康コラム:タニタの健康情報 など

こうしたサイトでは、科学的なデータや専門家の意見に基づいた情報が紹介されていることが多いようです。

一方で、そこに書いてあることを「100%そのままやらなくては」と考える必要もありません。大事なのは、

  • 基準や目安は、公的な情報を参考にする
  • 具体的なやり方やペースは、自分の体や暮らしに合わせてカスタマイズする

という二段構えのスタイルです。

この「公的情報+自分の感覚」の合わせ技が、試行錯誤を安心して続けるための土台になってくれます。


40代〜70代こそ、今からの試行錯誤が未来を変える

最後にお伝えしたいのは、「今からでも間に合うどころか、今から始める試行錯誤だからこそ意味がある」ということです。

人生の前半は、仕事や子育てで全力疾走になりやすく、健康についてじっくり考える余裕がないことも多いですよね。だからこそ、少し時間や心の余裕が生まれてきた40代〜70代は、「これからの20年、30年をどう元気に過ごしたいか」を考える絶好のタイミングでもあります。

今日から始められることは、派手なことではなくて大丈夫です。

  • 気になっている健康法を、一つだけ「味見」してみる
  • 試してみた感想を、メモや日記に一言だけ残してみる
  • 「合わなければ変えてもいい」「やめてもいい」と心に許可を出しておく

この小さな一歩の積み重ねが、未来の自分の「元気に動ける時間」を少しずつ増やしてくれるのではないかな、とぼくは感じています。

この記事が、「自分に合った健康法を探す旅」に出るきっかけになればうれしいです。
肩の力を抜きながら、失敗も笑いに変えつつ、一緒に試行錯誤を楽しんでいきましょう。


※本記事は、医療行為や治療をすすめるものではなく、健康づくりのヒントをお伝えすることを目的としています。体調に不安がある場合や、持病・服薬がある場合は、医師や専門職に相談しながら無理のない範囲で取り入れてください。

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