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毎朝のラジオ体操が実は健康寿命を底上げ!

子どもの頃の夏休みと言えば、早起きしてハンコを押してもらう「ラジオ体操カード」を思い出す方も多いと思います。大人になると、あの時間はどこか遠い記憶になってしまいがちですが、実はラジオ体操は、人生の後半こそ頼りになる「健康寿命底上げ習慣」だと感じています。

ここでは、毎朝のラジオ体操を「ただの懐かしい行事」で終わらせず、40代〜70代の私たち世代にとって、どんな意味があるのかをゆっくり整理してみます。難しい話ではなく、「今からでも間に合う、体と心にやさしい朝習慣」としてのラジオ体操を、一緒に眺めていきましょう。


ラジオ体操は子どもの遊びではなく、大人の「終身健康プログラム」

ラジオ体操というと、「小学生のイベント」というイメージが強いかもしれません。ただ、動き方をよく見てみると、腕・肩・胸・腰・足首と、全身を大きく使うように考えられた運動になっています。

全国ラジオ体操連盟がまとめている資料では、ラジオ体操が高齢の方の体力やバランス能力の維持に役立つ可能性があることが、研究から示されているそうです。こうした情報は、NPO法人・全国ラジオ体操連盟「ラジオ体操の効果」などにも紹介されています。

また、かんぽ生命などが行った共同研究では、ラジオ体操の実践がフレイル(虚弱)傾向のある高齢者の敏捷性やバランスの向上に役立ったという報告もあるようです。かんぽ生命のプレスリリースでは、ラジオ体操が「運動を続ける自信」の維持にもつながったとされています。

もちろん、こうした結果がすべての人にそのまま当てはまるとは限りませんが、「あの3分ちょっとの体操」が意外と侮れないことは、なんとなくイメージしやすくなるのではないでしょうか。

健康寿命の視点で見たラジオ体操のメリット

1. 全身をまんべんなく動かしやすい

健康寿命を伸ばすうえで大事なのは、「歩ける・立ち上がれる・転びにくい」など、日常生活に必要な動きが長く保たれることだと考えられています。

厚生労働省がまとめている「健康づくりのための身体活動基準2013」では、ウォーキングなどの有酸素的な活動だけでなく、筋肉や骨に適度な負荷をかける動きも組み合わせることがすすめられています。

ラジオ体操は、ジャンプ・腕振り・体をねじる動きなど、軽い有酸素運動と筋肉への刺激がセットになっているのが特徴です。きつい運動ではありませんが、毎朝続けることで「体全体をまんべんなく動かす」時間を自然に確保しやすくなります。

2. 朝の生活リズムを整えやすい

健康寿命というと、つい筋肉や関節の話に目が行きがちですが、実は生活リズムもとても大切です。起きる時間・食事の時間・眠る時間が極端にバラバラになると、体内時計が乱れ、疲れやすさや睡眠の質の低下につながりやすいと言われています。

ラジオ体操は「決まった時間に体を動かす」きっかけになります。朝6時半のNHKの放送に合わせても良いですし、自分の都合に合わせて録画や動画配信を使ってもかまいません。毎朝おおよその時間を決めて体操するだけでも、「起きる」「着替える」「体を動かす」という一連の流れができ、1日のスタートにメリハリがつきやすくなります。

3. 一人でも、仲間とでも続けやすい

スポーツ庁は、「スポーツは健康寿命の延伸に役立つ」として、楽しみながら続けられる運動・レクリエーション活動を各地域で推進しています。詳しい取り組みは、スポーツ庁「スポーツを通じた健康増進」にも紹介されています。

ラジオ体操は、まさにこの「楽しみながら続けやすい運動」の代表例です。ひとりで自宅のリビングで行うこともできますし、近所の公園や集会所で行われているラジオ体操会に参加すれば、自然と顔なじみが増え、ちょっとした会話が日々の楽しみになります。

社会とのつながりがあることは、心の健康にもプラスに働くと考えられています。体だけでなく、心の面からも健康寿命を支えてくれるのが、ラジオ体操の良いところです。

毎朝のラジオ体操を「習慣」に変える3つのコツ

1. 完璧を目指さず「参加できたら花丸」にする

ラジオ体操を始めると、「毎日やらないと意味がないのでは?」と真面目に考えてしまう方もいるかもしれません。ただ、健康寿命を意識したい私たち世代にとって大切なのは、「完璧にやること」ではなく「続けやすい形でゆるく続けること」だと思っています。

たとえば、こんなマイルールにしてみるのも一つです。

  • 週7日中、3〜4日できたら合格
  • 全部の動きができなくても、とりあえずその場に立って体を揺らしていればOK
  • 体調がいまひとつの日は、首や肩まわりだけ軽く動かして「参加したこと」にしてしまう

「できなかった日」を数えるより、「今日はここだけ動かせた」と小さな達成感を重ねていくほうが、心にも体にもやさしい習慣になります。

2. 自分の生活リズムに合う“時間帯アレンジ”をする

「朝はどうしてもバタバタしていて、6時半にテレビの前に立つ余裕がない」という方も多いと思います。その場合は、朝食の前後や、出勤前の10分など、自分の生活リズムに合わせて時間を決めてしまうのもおすすめです。

最近は、NHKや全国ラジオ体操連盟の動画配信を利用したり、DVD・アプリなどで自分の好きな時間に再生できる環境も増えています。決まった時間にこだわりすぎず、「自分にとって続けやすいタイミング」を見つけることが、長く続けるコツになります。

3. ラジオ体操カードやチェック表で「見える化」する

子どもの頃にやっていた「体操カードのスタンプ」。あれを大人になってから復活させると、意外と楽しいものです。カレンダーやノートに、体操ができた日は丸をつけるだけでもOKですし、自分で簡単な「ラジオ体操チェック表」を作って貼っておくのも良いですね。

目に見える形で続けていることがわかると、自己肯定感がじんわりと高まり、「せっかくここまで続いているから、今日もやってみようかな」と思いやすくなります。

ラジオ体操がくれた、私自身の「大人の学び」

私自身、ライザップで本格的に体づくりを始めてから、「特別なトレーニング」だけでなく、日常の小さな動きの積み重ねがどれだけ大事かを痛感しました。

筋トレや食事管理については、リバウンド経験者がライザップで変わった体験談【和久井編】や、減量の途中経過をまとめた「ライザップ・高血圧オヤジ54歳の挑戦※減量期の全記録!」、そして33kg減量までの歩みを綴ったライザップ体験記ブログに詳しく書いていますが、その過程で気づいたのは「続く習慣ほど地味」ということでした。

ラジオ体操は、まさにその代表格です。派手なマシントレーニングではありませんが、朝いちばんに体を大きく動かすことで、その日の姿勢や歩き方が自然と変わります。特別感は薄いのに、ジワジワと効いてくる。大人になってから、その価値にようやく気づかされた気がしています。

「痩せたい」だけじゃない、ラジオ体操とボディメイクの付き合い方

ラジオ体操は、カロリー消費だけで見ると派手な数字にはなりません。そのため、「ダイエット目的だと物足りないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

私の感覚としては、ラジオ体操は「ボディメイクの土台」のような役割だと受け止めています。毎朝体を動かしやすくしておくことで、その後に行うウォーキングや軽い筋トレがスムーズになりますし、何より「今日も体を大事にしよう」という気持ちが自然と湧いてきます。

もし「体重も落としていきたい」「見た目ももう少し変えたい」と感じている方は、自分のタイプを知っておくと、ラジオ体操以外の取り組みも組み立てやすくなります。参考までに、サイト内の【4タイプ診断】痩せない原因判定(戦略)では、「どこでつまずきやすいか」を整理できるようにしてあります。ラジオ体操を続けつつ、無理のないペースで体づくり全体を考えたい方は、気分転換がてら試してみてください。

朝が苦手でも大丈夫、「ゆるいラジオ体操生活」の始め方

1. まずは週末だけ・休日だけから

「毎朝はハードルが高い」という場合は、まずは週末だけラジオ体操をするのも立派なスタートです。土日のどちらか、あるいは祝日の朝に、いつもより少しだけ早く起きて体操してみる。それだけでも、体の軽さや気分の変化を味わえる方も多いはずです。

2. イスに座ったまま・動かせる範囲だけでもOK

膝や腰に不安がある方は、無理にジャンプをしたり、深く曲げたりする必要はありません。イスに座ったまま上半身だけを動かしたり、動かせる範囲で小さく動いたりするだけでも、血流が良くなる感覚を得られることがあります。

全国ラジオ体操連盟の公式動画などでは、動きのポイントや注意点も丁寧に解説されていますので、フォームが気になる方は、公式サイトの情報も参考になると思います。

3. ラジオ体操を「自分へのエール」にする

朝のラジオ体操を、単なる運動ではなく「今日一日を大事に過ごそう」という自分へのエールと考えると、気持ちの持ち方が少し変わります。

「昨日ちょっと食べ過ぎたけれど、今朝ラジオ体操をしたから、ここからまた整えていこう」「今日は仕事が忙しそうだけど、体をほぐしてから出かけよう」といった、前向きなスタートの一歩になります。健康寿命は、こうした小さな積み重ねの先にあるものだと私は感じています。

ラジオ体操と組み合わせたい、ささやかな朝習慣

ラジオ体操そのものは3分程度ですが、その前後の時間を少し工夫するだけで、朝のひとときが「自分を整える時間」になります。

1. 体操前の一杯の水・白湯

起きてすぐは体がまだ目覚めきっていないので、コップ一杯の水や白湯を飲んでから体操をすると、体も心も動き出しやすくなります。胃腸の負担にならない程度の量を、ゆっくり飲みながら「今日も一日よろしく」と体に声をかけるイメージです。

2. 体操後の深呼吸と「ひと言日記」

ラジオ体操が終わったら、ゆっくり深呼吸をして、「今日はこんな一日にしたいな」と心の中でつぶやいてみるのもおすすめです。余裕があれば、手帳やメモ帳に一行だけ、その日の目標や今の気持ちを書いてみると、1日の見通しが立ちやすくなります。

3. 5分だけの片づけやストレッチをセットにする

ラジオ体操のあとに、5分だけリビングの片づけをする、洗濯物を干す、ゆるいストレッチをするなど、何かひとつ小さな家事やケアをセットにしておくと、「朝の整えタイム」として習慣になっていきます。これもまた、健康寿命を支える生活リズムの一部になっていきます。

安全に楽しむためのポイントと注意点

ラジオ体操は比較的安全な運動とされていますが、年齢や体調、持病の有無によっては注意が必要な場合もあります。ここでは、健康寿命を守るために、あえて「無理をしないためのポイント」を整理しておきます。

  • 痛みが強い部位がある場合は、その部分の動きを控えめにする、もしくはお休みする
  • めまい・息切れ・胸の痛みなど違和感が出た場合は、すぐに中止して様子を見る
  • 医師から運動について制限を受けている方は、主治医の指示を優先する
  • 真夏の屋外など、熱中症の心配がある環境では、室内や日陰で行う・時間帯をずらす

厚生労働省の身体活動に関するガイドラインでも、持病のある方や高齢の方が運動を行う際には、「体調の変化に注意しながら、自分のペースで行うこと」が大切だとされています。医療行為や治療の代わりになるものではありませんので、不安な場合は、かかりつけ医や専門職に相談しながら取り入れていくと安心です。

「今からでも遅くない」ラジオ体操で育てる、これからの自分

人生100年時代と言われるようになり、「どれだけ長く生きるか」よりも、「どれだけ長く元気に動けるか」が大切なテーマになってきました。ラジオ体操は、その答えのひとつを静かに教えてくれているように思います。

派手さはないけれど、毎朝の数分を積み重ねることで、関節や筋肉、バランス感覚、そして生活リズムと心の状態まで、少しずつ整えていくことができます。途中でお休みしても、また再開すればそれで十分。習慣は、何度でもやり直せます。

私自身も、ライザップでのボディメイクをきっかけに、ラジオ体操を含めた「小さな習慣」の積み重ねが、健康寿命を支えると感じるようになりました。この記事が、読んでくださったあなたの「今日の一歩」を後押しできたら、とてもうれしいです。

難しいことは考えず、まずは一度、ラジオ体操の音楽を流してみるところから。体が自然に動き出したら、それがもう立派なスタートです。


※本記事は、健康づくりや運動に関する公的機関・企業等の情報(厚生労働省・スポーツ庁・全国ラジオ体操連盟・かんぽ生命など)を参考にしながら、サイト運営者・和久井朗の経験と考え方をもとにまとめたものです。具体的な治療や診断に関わる内容ではありませんので、持病や体調に不安がある方は、必ず医療機関等にご相談のうえ、ご自身のペースで取り入れてください。

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