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美ボディのその先にある健康寿命の未来

40代・50代を過ぎてからの「美ボディづくり」は、若いころのダイエットとは少し意味合いが変わってくるように感じています。体重計の数字やウエストの細さだけでなく、「この先もどれくらい元気に動けるか」が、だんだん気になってくる年代ですよね。

この記事では、ライザップでの減量や、その後もボディメイクを続けている僕・和久井朗の経験も交えながら、「美ボディのその先にある健康寿命の未来」について、いっしょにゆっくり考えてみたいと思います。

筋トレや食事管理のテクニックよりも、まずは考え方や物差しを整えることを中心にお話ししていきますので、コーヒーでも飲みながら気楽に読んでいただけたらうれしいです。


目次(表示させると見出しが見られますよ!)

美ボディだけがゴールじゃなかったと気づいた瞬間

ボディメイクを始めたきっかけは、人それぞれだと思います。

  • お腹まわりが気になりはじめた
  • 健康診断の数値にちょっとドキッとした
  • 同窓会の写真を見て「そろそろ本気を出そう」と思った

どんなきっかけであっても、「今の自分を変えたい」と感じた時点で、もう一歩踏み出しているように思います。僕自身も、最初は「とにかく体重を落としたい」「見た目を変えたい」というところからスタートしました。

ただ、実際にライザップで大きく体を変えたあと、ふとこんなことを考えるようになりました。

「この体を、あと何年キープできるだろう?」
「10年後、20年後も自分の足で歩いていたいな」

鏡に映る体型が整ってくると、今度はその先にある「生き方」や「老後のイメージ」が自然と気になってきます。ここから先は、単なる見た目ではなく、健康寿命をどう伸ばしていくかという話になってきます。


健康寿命という“見えないゴール”を知る

平均寿命と健康寿命のちがい

ニュースなどでもよく耳にするようになった「健康寿命」という言葉。厚生労働省によると、健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と説明されています。平均寿命が「何歳まで生きられるか」の目安なのに対して、健康寿命は「何歳まで元気に動けるか」に近い指標のようです。

たとえば、2022年(令和4年)の日本のデータでは、平均寿命は男性81.05歳、女性87.09歳、健康寿命は男性72.57歳、女性75.45歳とされています(厚生労働省の資料より)。平均寿命との差は、男性で約8年半、女性で約11年と言われています。厚生労働省「平均寿命と健康寿命」も参考にしてください。

この「差」の期間が、介護が必要になったり、思うように動けなくなる可能性が高い時期だと考えられています。もちろん個人差は大きいですし、あくまで統計上の目安ですが、多くの人が「できるだけこの差を小さくしたい」と願うのも自然な流れだと思います。

健康寿命は“勝手に”伸びていくものではない

興味深いのは、健康寿命は国や自治体の取り組みだけでなく、一人ひとりの生活習慣や考え方の積み重ねで変わっていくと考えられていることです。例えば、厚生労働省や自治体の健康づくり計画では、「運動・栄養・休養・社会参加」などをバランスよく整えることが、健康寿命の延伸に大切とされています。「健康寿命の定義と算出方法」(厚生労働省)や、「健康寿命の令和4年値について」などの資料も参考になります。

つまり、僕たち一人ひとりが「どんな体の使い方をするか」「どんな人間関係や楽しみを持つか」といった日々の選択が、10年後・20年後の自分の健康寿命につながっていく、と考えられているわけですね。


美ボディと健康寿命は、本来ひとつながり

ここで改めて、「美ボディ」と「健康寿命」の関係を整理してみます。

  • 美ボディ … 姿勢が整い、適度に筋肉がつき、余分な脂肪が少ない状態
  • 健康寿命 … 日常生活を自分の力でこなせる期間が長く続くこと

よく考えてみると、この2つはまったく別物ではなく、むしろ同じ方向を向いている兄弟のような存在だと感じます。

見た目を支える「中身」が健康寿命の土台になる

たとえば、美ボディのために取り組む適度な筋トレやウォーキングは、

  • 筋力を保つことで転倒しにくくなる
  • 血流がよくなり、冷えやこりの軽減が期待できる
  • 疲れにくい体づくりにつながる

など、健康寿命の観点から見てもメリットが多いと考えられています。

また、体型を整えるために食事内容を見直すことは、結果的に血圧や血糖、コレステロールなど生活習慣病の予防にもつながるとされています。これも、医療機関や国の資料で繰り返し言われているポイントです。詳しい数値や根拠を知りたい方は、生活習慣病対策をまとめた自治体の健康づくりページ(例:各市町村の健康増進計画)なども参考にしてください。

つまり、「見た目のためにやっていたこと」が、実はそのまま健康寿命の貯金になっているケースも多い、ということですね。


人生後半のボディメイクは、“未来の自分”と相談しながら

20代・30代の頃は、「夏までにマイナス◯kg」「同窓会までにお腹をへこませたい」など、どうしても短期決戦になりがちです。僕もそうでした。

ところが人生の折り返し地点を過ぎてくると、体重だけを追いかけるより、こんなイメージが大事になってくるように思います。

  • 70代になったとき、どんな一日を過ごしていたいか
  • 孫と全力で遊べる体力を、何歳までキープしたいか
  • まだ行ってみたい場所に、自力で歩いて行けるか

こうした「未来の自分」と対話するような感覚で目標を決めていくと、ボディメイクの方向性も自然と変わってきます。

「体重目標」から「未来の生活目標」へ

たとえば、

  • 体重◯kgよりも、「階段を息切れせずに上がれるか」を目安にする
  • ウエストの数字よりも、「好きな服をラクに着られるか」を大事にする
  • 写真写りよりも、「一日の終わりにまだ動く元気が残っているか」を確認する

といった具合に、「未来の生活のしやすさ」につながる指標をゴールにしていくイメージです。こうして目標の物差しを変えるだけでも、「無理な食事制限で短期集中」という方向から、「ほどよく続けるボディメイク」に自然とシフトしていきやすいように感じます。


美ボディの先にある、日常の小さな“未来シーン”を描いてみる

健康寿命を意識するというと、どうしても「病気にならないように」「要介護にならないように」と、少し重たいイメージになりがちです。でも、もっと身近で具体的な「未来のワンシーン」を思い浮かべると、ぐっと前向きになれます。

こんな未来を想像してみませんか?

  • お気に入りの旅行先で、階段や坂道も楽しみながら歩いている自分
  • 孫と公園で鬼ごっこをして、「おじいちゃん(おばあちゃん)速い!」と言われる瞬間
  • まだ続けたい仕事や趣味を、体力の心配なく楽しめている姿
  • 同年代の友人と、「まだまだ若いね」と笑い合いながら写真を撮る場面

「美ボディのその先にある健康寿命の未来」というのは、こうしたささやかな日常の積み重ねではないかな、と僕は思っています。

筋肉量や体脂肪率の数字も大切ですが、最終的には、

  • どれだけ好きなことができるか
  • どれだけ自分らしく動けるか
  • どれだけ人と笑い合えるか

といった部分が、人生後半の満足度を左右してくるのではないでしょうか。


今日からできる“未来志向ボディメイク”の小さな一歩

ここからは、具体的なテクニックというより、「これなら続けられそうかな」というレベルのアイデアをいくつか挙げてみます。すべて完璧にやる必要はまったくありません。気になったものを一つだけでも取り入れてみていただけたら十分です。

① 1日1回、「未来の自分にありがとうと言える行動」を入れる

たとえば、

  • エスカレーターではなく階段を選ぶ
  • 寝る前の5分だけストレッチをする
  • いつもより一品だけ野菜を増やしてみる

こうした小さな行動を、「未来の自分のためのプレゼント」と考えてみます。「今日も一つ、未来貯金ができたな」と思えると、自己肯定感も少しずつ育っていくように感じます。

② 週に1回、「自分の体と対話する時間」をつくる

激しいトレーニングではなくても、

  • ゆっくり歩きながら、呼吸や足の運び方を意識してみる
  • 鏡の前で姿勢をチェックし、「どこが固いかな」と観察する
  • 疲れ具合や睡眠の質を、日記やメモに一言だけ残す

こうした時間を持つことで、自分の体の変化に気づきやすくなります。これは、健康寿命を伸ばすうえで大事だとされる「気づき」の力を育てることにもつながるようです。

③ 食事は「制限」よりも「選び方」を意識する

健康寿命という言葉を意識し始めると、「糖質はダメ」「脂質はダメ」と、ついストイックになりがちです。でも、長い目で見れば、

  • 主食・主菜・副菜がほどよくそろっている日が多い
  • 甘いものやお酒を楽しむ日と、控えめにする日のメリハリをつける
  • 夜遅すぎる食事を、少し早めにずらしてみる

といった「ゆるく整える」スタイルのほうが続きやすいのではないでしょうか。具体的な栄養バランスについて知りたい場合は、厚生労働省や自治体が公開している食生活指針・レシピ集なども参考になります。

④ 人とのつながりを、健康寿命の“栄養”だと思ってみる

研究では、友人や家族との関わり、地域活動への参加などが、心身の健康や健康寿命に良い影響を与える可能性があると言われています。実際、自治体の健康づくり計画でも、「人とのつながり」は大きな柱の一つになっています。東京都の「地域とつながって健康になろう」のような資料もヒントになると思います。

難しいことをする必要はなく、

  • 月に一度だけでも、誰かと一緒に歩く日をつくる
  • SNSで同年代のボディメイク仲間を見つける
  • 家族や友人と「健康ネタ」を気楽に話せる関係を育てる

といったところからでも、十分スタートになるように感じます。


僕自身のボディメイクが“健康寿命志向”に変わった話

ここから少し、僕自身の経験を混ぜてお話しさせてください。

もともと僕は、何度もリバウンドをくり返してきたタイプです。短期間で体重を落としては戻り、またチャレンジしては挫折…というサイクルを、長いあいだ抜け出せませんでした。

そんな中で思い切ってライザップに通い、本気で取り組んだ結果、体重は大きく変わりました。そのときの記録や心の動きは、「リバウンド経験者がライザップで変わった体験談【和久井編】」や、「ライザップ体験記ブログ(33キロダイエット成功ブログ大公開)」にまとめています。

さらに、54歳で高血圧を抱えながらも挑戦したときの様子は、「ライザップ・高血圧オヤジ54歳の挑戦」として、減量期のリアルな記録を残しています。

こうした経験を通じて、僕の中で大きく変わったのは、

  • 「何kg痩せるか」よりも、「何歳まで自分の足で動きたいか」を意識するようになったこと
  • 体型だけでなく、血圧や体力、メンタルの安定なども、大切なゴールだと感じるようになったこと

でした。

同年代向けの“選択肢”としてのボディメイク

今では、同年代以上の方に向けた情報として、シニア世代に特化したライザップのプログラムも紹介しています。例えば、「ライザップシニアプログラム」では、50代・60代以降の方が、無理なくボディメイクに取り組むためのポイントをまとめています。

もちろん、ライザップだけが正解というわけではありません。ただ、「一人では続けにくい」「誰かに見守ってもらいながら進みたい」と感じる方にとっては、こうしたサービスも健康寿命を意識したボディメイクの一つの選択肢になり得るのではないかと感じています。


美ボディと健康寿命の両方を意識した“マイルール”例

最後に、人生後半のボディメイクを「美ボディ」と「健康寿命」の両方から支えるための、ゆるいマイルールの例をいくつか挙げてみます。どれか一つでも、ピンときたものがあれば、そこから始めていただけたらうれしいです。

① 体重より「体調メモ」を大事にする

毎日体重計に乗るのも一つの方法ですが、数字に一喜一憂してしまう方は、代わりに「体調メモ」をつけてみるのもいいかもしれません。

  • 朝、スッと起きられたか
  • 階段での息切れがどうだったか
  • 一日の終わりに、どれくらい疲れていたか

こうした感覚的な記録は、健康寿命の視点でみると非常に大切な情報になります。「今週は少し疲れやすかったから、来週は睡眠を優先しよう」など、小さな調整がしやすくなります。

② 「見せる筋肉」より「使える筋肉」を意識する

雑誌やSNSでは、どうしても「かっこいい筋肉」に目が行きがちですが、人生後半のボディメイクでは、

  • 椅子から立ち上がる
  • 荷物を持ち上げる
  • 長く歩いても疲れにくい

といった日常動作をラクにするための筋力を養うことが、健康寿命の観点から重要だと言われています。スクワットや軽いランジなど、下半身の筋肉を使う動きは、その代表例かもしれません。

ただし、フォームや負荷のかけ方によっては思わぬケガにつながる可能性もあります。運動に不安がある場合は、かかりつけ医や専門家のアドバイスを受けながら、無理のない範囲で取り組むことをおすすめします。

③ 「がんばる日」と「ゆるめる日」を最初から決めておく

毎日ストイックにがんばる必要はなく、むしろそれでは続きにくくなってしまいます。たとえば、

  • 平日はできる範囲で体を動かす日
  • 週末のどこか1日は、思い切り休む日
  • 月に1回は、「好きなものを気にせず食べる日」

といった具合に、あらかじめ「ゆるめる日」もセットで用意しておくと、心に余裕が生まれます。「今日は休む日だからOK」と思えると、罪悪感も減り、長い目で見たときに続きやすくなるように感じます。

④ 老いを「マイナス」ではなく「変化」として眺めてみる

年齢を重ねると、どうしても「若いころの自分」と今の自分を比べてしまいがちです。でも、筋力や体力が変化していくのは、ごく自然なことです。

大切なのは、

  • 今の自分の体と、どうやって仲良くつき合うか
  • これから先の変化を、どうやってやわらかく受け止めるか

という視点かもしれません。

「衰え」とだけ捉えるのではなく、「今の自分に合った動き方・鍛え方にアップデートしていく時期」と考えてみると、少し気持ちがラクになるかもしれませんね。


さいごに:今からでも、未来の健康寿命は育てていける

ここまで、「美ボディのその先にある健康寿命の未来」というテーマでお話ししてきました。

ポイントをあらためて整理すると、

  • 美ボディと健康寿命は、本来ひとつながりのゴール
  • 体重や見た目だけでなく、「未来の生活のしやすさ」を物差しにしてみる
  • 今日の小さな一歩が、10年後・20年後の自分の健康寿命の土台になる
  • がんばりすぎず、「ゆるく続ける工夫」をセットにして考える

というあたりになるかなと思います。

人生の後半戦に差し掛かると、「もっと早く始めておけばよかったな…」と感じる瞬間もあるかもしれません。でも、健康寿命という視点で見れば、「今、気づけたこと」自体がとても大きなプラスだと僕は思っています。

今日、少しだけ歩く距離を伸ばしたり、階段を選んだり、野菜をひと口多くかじったり。そんな小さな積み重ねが、未来の自分にとっては「ありがとう」と言いたくなる贈り物になっていくはずです。

美ボディを目指すこともすてきですし、その先にある健康寿命の未来をイメージしながら、自分のペースで体づくりを楽しんでいけたらいいですね。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば、とてもうれしいです。

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