1. TOP
  2. エッセイ & 注目商品
  3. ボディメイク
  4. 健康寿命アップ!日々の姿勢改善ボディメイク

健康寿命アップ!日々の姿勢改善ボディメイク

姿勢を整えることが「健康寿命アップ」につながる理由

「最近、写真に写る自分の背中が丸くなってきた気がする」「長く座っていると、腰や肩がつらい」。そんな小さな違和感は、じつは健康寿命へのサインかもしれません。ここでいう健康寿命は、「自分の足で歩き、好きな場所へ出かけられる時間」のこと。寿命そのものを伸ばすよりも、「元気に動ける時間をどれだけ長く保てるか」がテーマです。

姿勢が崩れると、見た目の印象だけでなく、呼吸の深さ、血流、筋肉や関節への負担など、体のあちこちに影響が出てくると考えられています。特に中高年になると、筋力や柔軟性の低下から、前かがみの姿勢や「座りっぱなし」の時間が増えやすくなり、それがまた体の負担を増やす…という悪循環になりがちです。

日本では、平均寿命に比べて「健康寿命」のほうが男性で約9年、女性で10年以上短いというデータも紹介されています。これは、「生きてはいるけれど、思うように動けない期間」がそれだけあるということ。怖がる必要はありませんが、「今のうちからできる小さな予防」を意識しておくと、将来の安心材料がひとつ増えます。

そのひとつが、日々の「姿勢のクセ」を少しずつ整えていくことです。大がかりな運動やストイックなトレーニングではなく、「立ち方・座り方・歩き方」をちょっとだけ意識してみる。そんな小さな積み重ねが、体型づくり(ボディメイク)にも、健康寿命アップにもつながっていきます。

姿勢が変わると「見た目年齢」も変わる

同じ年齢の人でも、「若く見える人」と「実年齢より上に見える人」がいます。その違いとして、肌や髪と同じくらい大きいのが「姿勢」と「歩き方」です。背筋がすっと伸びて、視線が前を向いている人は、それだけでエネルギッシュに見えます。逆に、背中が丸まり、うつむきがちな姿勢だと、実年齢よりも疲れて見えやすくなります。

ある国内メーカーの研究では、「背筋が伸びている」「歩くスピードが速い」「腰の回転がしなやか」といった歩き方の要素が、見た目年齢の印象と関係しているという報告もあります。細かい数字を覚える必要はありませんが、「姿勢を整えることが、そのまま若々しい印象づくりにつながる」というイメージを持っておくと、日々のモチベーションにもなります。

「座りっぱなし」と姿勢・健康寿命の関係

最近は、デスクワークやスマホ時間が長く、「気づけば一日中座りっぱなし」という人も少なくありません。厚生労働省の資料では、座っている時間が長い人ほど、生活習慣病や心血管系の病気などのリスクが高まる傾向があると紹介されています。大げさに怖がる必要はないものの、「ときどき立つ」「少しだけ歩く」といった小さな工夫が大切になってきます。

また、公益社団法人 日本整形外科学会が提唱する「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」という考え方では、立つ・歩くなど移動する力が弱くなっていくことが、将来の要介護リスクにつながるとされています。背骨や膝、股関節に過度な負担がかかる姿勢が続くと、筋力低下や痛みにつながりやすくなるため、「姿勢」と「動ける力」は切っても切り離せないテーマです。

ここでは、医療や治療の話をするのではなく、あくまで「日常生活で意識できる範囲」で姿勢を整え、健康寿命を守るヒントをまとめていきます。

まずは「今の姿勢」を知るやさしいセルフチェック

姿勢改善のスタートは、「今の自分の姿勢を知ること」です。いきなり完璧を目指す必要はありません。鏡と少しの時間があればできる、ゆるいセルフチェックから始めてみましょう。

鏡の前での基本チェック

全身が映る鏡の前に、できれば素足かスニーカーで立ってみます。正面と横向き、それぞれで次のポイントを眺めてみてください。

  • 耳・肩・腰・くるぶしが、できるだけ一本の線上に並んでいるか(横から見たとき)
  • 肩の高さに左右差が大きくないか
  • あごが前に出すぎていないか
  • お腹だけ前に突き出ていないか
  • 膝が内側・外側に大きく倒れていないか

「ぜんぶバッチリ!」でなくて大丈夫です。「あれ、思ったより肩が前に来ているな」「横から見ると、首が前に出ているかも」など、気づいた点をなんとなく覚えておきましょう。必要であれば、スマホで写真を撮っておくと、あとで見返すときに便利です。

デスク周り・スマホ時間のチェック

次に、普段の「座る姿勢」を思い出してみます。仕事中・テレビを見るとき・スマホを触っているときなど、どんな姿勢になりやすいでしょうか。

  • 椅子に浅く腰掛けて、背もたれに寄りかかりっぱなしになっていないか
  • 背中が丸まり、顔だけ前に突き出ていないか
  • パソコン画面が低すぎて、のぞき込むように見ていないか
  • スマホを胸より下で持ち、首だけ下に折れていないか

どれか一つでも「心当たりがあるな」と感じたら、そこが改善ポイントです。すべてを一度に直そうとせず、「今日はスマホを少し高めに持ってみる」といった小さな一歩から始めてみてください。

今日からできる「基本の姿勢リセット習慣」

ここからは、立つ・歩く・座るといった場面ごとに、簡単な姿勢の整え方をまとめていきます。体の状態や持病などは人それぞれなので、ムリのない範囲で「できそうなものだけ」取り入れてもらえたらうれしいです。

立つとき・歩くときのコツ

立ち姿勢の基本は、「つり糸のイメージ」です。頭のてっぺんから、やさしく上に引っ張られているようなイメージを持つと、自然と背筋が伸びやすくなります。このとき、胸を張りすぎて腰を反らせないように注意します。

  • 足幅は肩幅くらい。足の裏で床をしっかりと感じる
  • お腹とお尻に軽く力を入れて、骨盤を立てるイメージ
  • 肩は「力を抜いてストン」と落とす
  • あごを軽く引き、視線は数メートル先を見る

歩くときは、つま先だけでなく「かかとから着地して、足裏全体に体重を移し、つま先で軽く蹴り出す」流れを意識してみましょう。腕は前に大きく振るよりも、肘を軽く曲げて後ろへ引くイメージのほうが、自然に姿勢が整いやすくなります。

座るときのコツ(デスクワーク・テレビタイム)

長く座るときこそ、姿勢の工夫が大切になってきます。ここでは、オフィスチェアでもダイニングチェアでも使える、共通のポイントをまとめます。

  • 椅子には「深く腰掛ける」。お尻を背もたれに近づける
  • 骨盤を立てるイメージで、腰を丸めすぎない
  • 足裏がしっかり床につく高さに調整(難しければ、足元に台を置く)
  • 膝の角度は90度前後を目安にする
  • パソコン画面の上端が、目の高さくらいになるよう調整する

それでも時間がたつと、少しずつ姿勢は崩れてきます。完璧に保とうとするより、「30〜40分ごとに一度立ち上がって、背伸びや肩回しをする」というリセット習慣を作るほうが、体にも心にもやさしいです。

中高年でも続けやすい「ながら姿勢トレ」アイデア

ここからは、生活の中で無理なくできる「ながら姿勢トレーニング」のアイデアをいくつか紹介します。運動が苦手な方でも、「これならできそう」と思えるものを一つでも見つけてもらえたら十分です。

家の中でできるちょこっとエクササイズ

姿勢を保つには、背中・お腹・お尻・太ももなど、体を支える筋肉がゆるやかに働いていることが大切です。ここでは、道具いらずでできる簡単なエクササイズをいくつか挙げておきます。

  • 壁立ちチェック:壁にかかと・お尻・肩甲骨・後頭部をつけて立ち、自然な姿勢で30秒キープ。違和感があれば、無理せず数秒から。
  • つま先立ちかかと落とし:キッチンのシンクにつかまりながら、つま先立ち→ゆっくりかかとを下ろす動きを10回程度。足首まわりやふくらはぎが目覚めてきます。
  • 椅子からの立ち座り:椅子に浅く腰掛け、胸を張りながらゆっくり立ち上がる・座るを5〜10回。膝や腰に痛みのない範囲で。

日本整形外科学会が紹介している「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」でも、片脚立ちやスクワットなど、簡単な運動が提案されています。安全面には十分注意しつつ、興味があれば公式サイトの解説も参考にしてみてください。

自治体や地域の体操・教室も味方にする

最近では、多くの自治体や医師会が、高齢者向けの健康体操教室やオリジナル体操を行っています。例えば、東京都世田谷区の「世田谷いきいき体操」や、千葉県の健康体操教室では、筋力アップや転倒予防を目的にしたプログラムが紹介されています。内容は地域によってさまざまですが、「姿勢」「歩き方」「バランス」をテーマにしたものも多いようです。

一人で続けるのが難しいと感じる方は、こうした地域の場を活用するのも一つの方法です。同年代の仲間と一緒に体を動かすことで、楽しさや安心感が生まれ、「また行こう」という気持ちが自然と湧いてきます。お住まいの市区町村のホームページや広報紙で、「介護予防教室」「健康体操」「ロコモ予防」といったキーワードを探してみると、意外と身近な場所で開催されているかもしれません。

姿勢改善がボディメイクにもつながる理由

姿勢を整えると、「健康面」だけでなく「ボディライン」にも、少しずつ変化が表れてきます。ハードなダイエットではなくても、「なんだかウエスト周りがスッキリ見える」「ヒップの位置が上がった気がする」と感じる方も少なくありません。

お腹まわり・お尻・背中が変わってくる仕組み

前かがみの姿勢が続くと、お腹の筋肉はゆるみやすくなり、反対に腰まわりや背中には余計な負担がかかりがちです。背筋をやさしく伸ばして立ったり座ったりするだけでも、お腹・背中の筋肉がゆるく働くため、姿勢を保つ「インナーマッスル」が少しずつ目覚めてきます。

また、骨盤が後ろに倒れた姿勢では、お尻が横に広がって見えやすくなりますが、骨盤を立てるよう意識すると、ヒップラインがキュッと引き締まって見えやすくなります。体重がすぐに変わらなくても、「同じ体重なのに鏡に映る印象が違う」と感じるケースも少なくありません。

呼吸が深くなると、気持ちも軽くなる

猫背になると、肺が圧迫されやすくなり、呼吸が浅くなるといわれています。浅い呼吸が続くと、なんとなく疲れやすかったり、気分が落ち込みやすくなることもあるようです。姿勢を整えて胸まわりが広がると、自然と呼吸が深くなり、「息が入りやすい」「頭がスッキリする」と感じる方もいます。

気持ちが落ち込んでいるときに、いきなり前向きな言葉を自分にかけるのは難しいものです。そんなときは、「とりあえず椅子から立ち上がって、背伸びをひとつしてみる」「外に出て、背筋を伸ばして数分だけ歩いてみる」など、姿勢と呼吸からアプローチしてみるのも一つの方法です。

無理なく続けるための「姿勢マインド」

姿勢を整えることは、決して「一週間で劇的に変えるプロジェクト」ではありません。むしろ、歯磨きや入浴のように、「毎日の生活の中で、当たり前にやっていること」に近いイメージで捉えたほうが、長く続きやすくなります。

「完璧な姿勢」ではなく「まあまあ良い姿勢」を目指す

まっすぐな背筋・左右ピタッと揃った肩・美しい歩幅…。教科書どおりの完璧な姿勢を目指すと、かえって疲れてしまったり、「できていない自分」にがっかりしてしまうこともあります。そこでおすすめしたいのが、「今日はいつもより、ちょっとだけ意識する」くらいのゆるい目標です。

例えば、

  • 電車やバスで座るとき、「最初の5分だけは骨盤を立てて座ってみる」
  • スマホを見るとき、「寝転がってではなく、椅子に座って見る時間を少し増やす」
  • 一日に一度は、「壁立ちチェック」で自分の姿勢をリセットする

こうした「小さな約束」を自分と交わしてみると、できた日には小さな達成感が生まれます。できない日があっても、「まあ、明日からまたやればいいか」と気楽に構えるくらいがちょうどいいペースです。

落ち込んだ日こそ、「とりあえず姿勢だけ」整える

人生後半になると、仕事・家族・健康・お金など、いろいろなテーマが重なって、気持ちが沈みやすい日も出てきます。そんなときに、「運動もしっかり」「食事も完璧に」と欲張ると、ますます気持ちが重くなってしまうこともあります。

そんな日は、「とりあえず、背筋だけ伸ばしてみる」「胸を開いて、ゆっくり3回深呼吸してみる」くらいで十分です。姿勢を少し整えるだけでも、気持ちがほんの少しラクになり、「じゃあ、白湯でも飲もうかな」「外の空気を吸いに行こうかな」と、次の小さな行動につながっていくことがあります。

ライザップで学んだ「姿勢との付き合い方」

ここから少し、サイト運営者である和久井の個人的な話も交えさせてください。僕自身、ライザップに通い始めた当初は、「筋トレ=とにかく重いものを持ち上げるもの」というイメージを持っていました。ところが、実際のトレーニングでは、「どの筋肉を使っているか」「背骨がどう並んでいるか」「呼吸が止まっていないか」といった、姿勢やフォームの細かい部分をとても大切にしていました。

最初のうちは、「こんな細かいところまで意識できないよ」と感じる瞬間もありましたが、トレーナーさんと一緒に少しずつ積み重ねていくうちに、「姿勢が整うと、同じ重さでもラクに感じる」「日常の立ち仕事が以前より疲れにくい」といった変化を体験しました。

ライザップでの経験については、別の記事で詳しく書いていますので、興味があればそちらも参考にしてみてください。

リバウンド経験者がライザップで変わった体験談【和久井編】

ここでお伝えしたいのは、「特別なジムに通わなければ姿勢は良くならない」ということではありません。むしろ、「姿勢を意識するようになった経験」を通して、日常の立ち方・座り方・歩き方にも目が向くようになった、ということです。これは、自宅でのちょっとした体操や、地域の体操教室でも同じような気づきが得られると思っています。

さいごに:姿勢は「一生付き合う相棒」

日々の姿勢は、それだけを見ると小さなことのように思えます。けれども、「立つ・座る・歩く」という動作は、一日の中で何百回もくり返されています。その一つひとつが、少しずつ体を楽な方向に導いてくれるのか、それとも負担をかけ続けてしまうのか。健康寿命という長いスパンで見たとき、その差は決して小さくないのかもしれません。

とはいえ、急にすべてを変える必要はありません。今日できることは、

  • 鏡の前で、自分の姿勢を一度だけ眺めてみる
  • スマホを見る時間のうち数分だけ、背筋を伸ばしてみる
  • 座りっぱなしの時間が長くなったら、立ち上がって背伸びをひとつ

このくらいの小さな一歩で十分です。その積み重ねが、「未来の自分」が感謝してくれる体づくりにつながっていきます。

人生の後半戦は、「がんばるか・あきらめるか」の二択ではなく、「体と相談しながら、ちょうどいいペースを探す旅」だと僕は思っています。姿勢改善は、その旅の中でも、今から・どんな年齢からでも始められるやさしいテーマです。ゆっくり、自分に合ったペースで、姿勢という相棒との付き合い方を育てていきましょう。

関連記事

  • 停滞期を乗り越えるための数字以外の変化の見つけ方

  • パーソナルジムを検討するときのチェックポイント

  • 【健康寿命】忙しくても疲れにくい人の“時間の使い方”

  • 成功者のビフォーアフターから見える共通習慣とは

  • 下半身を中心に鍛える引き締めトレーニングメニュー

  • 【健康寿命】人生の後半を“挑戦期”に変える考え方