体型維持のモチベーションは「健康寿命」にあり!

若い頃と同じように体重を落としたり、ウエストを細くしたりするのはだんだん大変になってきます。それでもどこかで「今の体型はキープしておきたいな」と感じるのは、見た目だけではなく、「できるだけ長く元気に動ける自分でいたい」という気持ちがあるからかもしれません。
このページでは、体型維持のモチベーションを「健康寿命」という視点から整理していきます。きれいに痩せることだけをゴールにするのではなく、「自分らしく動ける時間を延ばすための体型キープ」と考えると、日々の頑張り方や、気持ちの持ち方も少しラクになってくるはずです。
40代〜70代は、健康診断の結果や体力の変化などから、「このままで大丈夫かな」とふと不安を感じやすい年代だといわれています。ここで一度、自分の体型や生活を見直して、「健康寿命のためにできること」を一緒に整理していきましょう。
目次(表示させると見出しが見られますよ!)
体型維持のゴールを「若さ」から「健康寿命」にシフトする
「若い頃の体型に戻る」がゴールだと苦しくなりやすい
ダイエットやボディメイクを始めるきっかけとして、「若い頃に履いていたジーンズをもう一度履きたい」「昔の写真のようなお腹に戻りたい」という気持ちはとても自然なものだと思います。ただ、40代以降になると、筋肉量やホルモンバランス、生活環境などが20代・30代とは大きく変わってきます。
このため、「若い頃と同じ体重・体型」にこだわりすぎると、どうしても無理な食事制限や、つらい運動になりやすく、続けることが難しくなるようです。
しかも、運良く一時的に体重が落ちても、その状態をキープするのが大変で、リバウンドにつながるケースも少なくありません。
実際に、私自身も何度もダイエットとリバウンドを繰り返していましたが、ライザップに通うことをきっかけに、「若さを取り戻すためのダイエット」ではなく「元気で動ける人生後半の土台づくり」として体型づくりに向き合うように変わっていきました。
その時の体験は、リバウンド経験者がライザップで変わった体験談【和久井編】にまとめていますが、ゴールの設定を変えたことで、心の負担がかなり軽くなった実感があります。
「健康寿命=元気に動ける時間」を守るための体型維持
ここで改めて「健康寿命」という言葉を整理しておきます。日本では、健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」といった意味合いで用いられているようです。長生きできる年数(平均寿命)だけではなく、「自分で歩いて、トイレに行って、お風呂に入って、好きなところへ出かけられる期間」をどれだけ長く保てるか、というイメージに近いかもしれません。
からだの脂肪が多くなりすぎたり、筋肉が落ちてしまったりすると、血圧や血糖値などの数値にも影響が出やすくなると考えられています。また、足腰の筋力が弱くなると転びやすくなり、骨折から一気に活動量が落ちてしまうケースもあるようです。これらはすべて、「健康寿命」を縮める方向に働いてしまう可能性があります。
つまり、「体型維持」は単にスリムでいるためだけではなく、「将来も自分の足で歩き、好きなことを楽しむための準備」と考えることもできます。見た目の変化はおまけでついてくるご褒美として、「健康寿命のための体型キープ」と位置づけると、日々のモチベーションの質も変わってくるかもしれません。
体重計の数字より「動ける感覚」を大切にしてみる
体型維持というと、どうしても体重計の数字に目が行きがちです。ただ、健康寿命の視点から考えると、「何キロか」よりも「その体重でどれくらい楽に動けるか」が重要になってきます。
- 階段を上ったとき、息切れがどうか
- 起き上がったり、しゃがんだりするときのスムーズさ
- 一日歩いたあとの疲れ方
こういった感覚は、体重だけでは測りきれません。筋肉量や体の使い方、姿勢、睡眠や食事の内容など、さまざまな要素が関わってきます。
「前はすぐに疲れていたのに、最近は少し楽になった気がする」「長時間立っていても平気になってきた」など、数字以外の変化も、ぜひ体型維持のモチベーション材料として拾ってあげてください。
健康寿命を意識した体型維持がもたらす3つのメリット
①「無理なダイエット」から距離を置きやすくなる
健康寿命をゴールに置くと、「短期間で大幅に体重を落とすダイエット」よりも、「ゆるやかでも、続けられる生活習慣」が大切になってきます。
これは、厚生労働省の情報などでも、急激な体重減少より バランスのよい食事や適度な運動を続けることの重要性 が紹介されているようです。
そのため、「とにかく○キロ痩せなきゃ」という焦りが少し落ち着いて、
- 少しずつ食事のバランスを整える
- 無理のないペースで歩く時間を増やす
- 週に数回、軽い筋トレやストレッチを取り入れる
といった、「中長期的に見てプラスになる取り組み」を選びやすくなります。
一見地味でも、これらを積み重ねていくことが、結果的には体型キープへの近道になっていくようです。
②「今日できたこと」に目を向けやすくなる
ダイエットのモチベーションが下がる理由の一つに、「まだ理想の体重じゃない」「目標のウエストまで遠い」といった「足りないところばかりに目が行ってしまう」という傾向があります。
一方で、「健康寿命のために体型を整えている」と考えると、その日の小さな行動にも意味を感じやすくなります。
- エスカレーターではなく階段を使った
- 夕食を少し軽めにしてみた
- 寝る前にストレッチを3分だけやってみた
こういった行動は、体重計の数字にはすぐには反映されないかもしれませんが、「将来の自分のための貯金」のようなイメージで積み上がっていきます。
「今日はこれができた」と小さな達成を認めてあげることは、モチベーション維持にとってとても大切な要素です。
③「何歳からでもスタートできる」と感じやすくなる
健康寿命の視点で考えると、「今何歳か」よりも「これからどう暮らしていくか」が大事になってきます。
体型維持の目的を「健康寿命を守ること」と捉えると、60代でも70代でも、「今日から少しずつ変えていけば、その分だけ未来の自分が動きやすくなる」と感じやすくなります。
実際に、私自身、ライザップに挑戦したのは50代半ばからでしたが、そこからの数年で体型も体調も大きく変わりました。その経過は、ライザップ体験記ブログ(33kg減) や ライザップ・高血圧オヤジ54歳の挑戦 に詳しく記録しています。
もちろん、全員が同じ結果になるわけではありませんが、「何歳からでも、少しずつ体を整えていくことで、動ける時間を増やしていける可能性がある」という実感は、多くの方に共通するのではないかと思います。
体型維持のモチベーションを保つ「健康寿命思考」のコツ
1. 「未来の自分への手紙」をイメージする
モチベーションが落ちてきたときに役立つのが、「未来の自分を想像する」ことです。たとえば、10年後・20年後の自分が、どんなふうに過ごしていたら嬉しいか、ゆっくり考えてみます。
- 孫と一緒に旅行に行ける体力がほしい
- 好きな趣味(ゴルフ、登山、ダンスなど)を続けていたい
- 友人と集まって、笑いながら食事を楽しみたい
- なるべく長く、自分で歩いて買い物に行きたい
こうしたイメージは、体重や見た目の変化だけからは生まれにくいですが、「健康寿命を伸ばす」というゴールからは自然と浮かびやすくなります。
日々のウォーキングや食事の工夫を、「未来の自分へのプレゼント」と考えてみると、少し暖かい気持ちで続けやすくなるかもしれません。
2. 「減らす」より「増やす」発想で習慣をつくる
ダイエットと聞くと、「お菓子をやめる」「お酒を減らす」といった「減らす・我慢する」イメージが浮かびやすいかもしれません。ただ、健康寿命のことを考えると、「からだにとってプラスになるものを増やす」という視点も大切だと感じています。
- 野菜をひと皿増やす
- 水分をこまめにとる
- 座りっぱなしの時間に、こまめな立ち上がりやストレッチを足す
- 早歩きの時間を1日5分プラスする
こうした「足し算の習慣」は、心の負担が比較的少なく、始めやすいというメリットがあります。
からだが少し慣れてきたら、必要に応じて「減らす工夫」も取り入れていく、という順番でも良いのではないかと思います。
3. 「完璧主義」から卒業して7割主義でいく
体型維持のモチベーションを長く保つためには、「毎日完璧にやる」という発想から少し距離をとることも大切です。
なぜなら、仕事や家事、家庭の事情などで、どうしても運動や食事管理がうまくいかない日も出てくるからです。
そんなときは、「1週間トータルで見て、7割くらいできていればOK」と考えてみるのも一つの方法です。
- 今日は運動できなかったけれど、食事は意識できた
- お付き合いでたくさん食べたけれど、翌日は少し軽めに整えた
- 甘いものを食べたけれど、その分だけ歩く量を増やした
こうした「ゆるい帳尻合わせ」は、長い目で見たときの健康寿命にはプラスに働くと考えられています。毎日100点を目指すより、「続けられる範囲で70点をキープする」くらいの感覚でいると、体型維持のモチベーションも落ちにくくなるようです。
4. 数字以外の「ごほうび」を用意しておく
健康寿命のための体型維持は、基本的には長期戦です。そこで、体重やウエストの数字だけをモチベーション源にしていると、どうしても途中で息切れしやすくなります。
そこでおすすめなのが、「数字以外のごほうび」を自分に用意しておくことです。
- 1週間続けられたら、好きな音楽を聴きながらゆっくりお風呂に入る
- 1か月頑張ったら、前から気になっていたカフェでモーニングを楽しむ
- 体調が良い日が増えてきたら、ちょっとした日帰り旅行を計画する
このように、体の変化とは別に「楽しみ」を散りばめておくと、「続けていてよかった」と感じられる場面が増え、自然とモチベーション維持にもつながっていきます。
習慣づくりの実例:私が意識している体型キープのポイント
ここからは、実際に私自身が体型キープのために意識しているポイントを、健康寿命の視点も含めて紹介してみます。あくまで一つの例ですので、「できそうだな」と感じるものがあれば、マイペースで取り入れてみてください。
食事:あれこれ細かく数えるより「バランスと満足感」を大切に
ライザップでの減量期には、糖質量やカロリーをかなり意識して管理していました。ただ、体型維持フェーズに入ってからは、「細かい数値管理」よりも「バランスと満足感」を大切にする方向に少しずつシフトしています。
- 主菜(肉・魚・卵・大豆製品)をしっかりとる
- 副菜として、野菜やきのこ、海藻をなるべく多めにする
- ご飯やパンなどの主食は、食べる量とタイミングを意識しながら楽しむ
- お酒や甘いものは、「ゼロ」ではなく「頻度と量をコントロールする」
こういった食事の組み立ては、厚生労働省や農林水産省などが示している「食事バランスガイド」や「食生活の指針」も参考になります。
詳しく知りたい方は、厚生労働省と農林水産省が紹介している食事バランスガイド もチェックしてみてください。
「これを食べたらダメ」という発想で自分を責めるより、「こう組み合わせたら、体にとってプラスになりそうだな」と考えるほうが、長期的な体型維持には向いているように感じています。
運動:ジムだけでなく「日常動作」を味方につける
トレーニングジムやスポーツクラブでしっかり運動するのもとても良い方法ですが、健康寿命を考えると、日常生活の中で「こまめに動く習慣」を増やすことも同じくらい大切だと感じています。
- エレベーターを使わず、1~2階分だけでも階段を使う
- 買い物のとき、少し遠くのスーパーまで歩いて行く
- テレビを見ながら、足首を回したり、軽いスクワットを数回行う
- 掃除や片付けを、ちょっとした運動タイムと捉える
スポーツ庁などの情報でも、「日常生活の中での身体活動量を増やすこと」が健康づくりに役立つと紹介されています。詳しくは、スポーツ庁の公式サイトなども参考にしてみてください。
特別なウェアに着替えなくてもできる「ながら運動」を積み重ねることで、体型維持と健康寿命の両方にプラスの影響が期待できると考えられています。
睡眠・休養:体型維持の「土台」としての大切な要素
意外と見落とされがちですが、体型維持と健康寿命の両方にとって、睡眠と休養はとても重要な土台です。
寝不足が続くと、食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れやすく、結果的に食べすぎにつながる可能性があるとする研究もあるようです。
とはいえ、「毎日○時間寝なくては」とプレッシャーをかける必要はありません。まずは、
- できるだけ毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
- 寝る前のスマホやテレビの時間を少し減らしてみる
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってから寝る
といった、できるところから整えていくイメージで十分だと思います。
心と体の回復がうまくいくと、自然と「動いてみようかな」という気持ちも湧きやすくなり、体型維持のモチベーションにもつながっていきます。
一人で頑張りすぎない。「つながり」をモチベーションにする
応援してくれる人がいると、続けやすくなる
体型維持や健康づくりは、一人で黙々と続けるより、誰かとゆるくつながりながら進めたほうが、モチベーションを保ちやすいと感じています。
- 家族に「健康寿命のために、歩く時間を増やしたい」と宣言する
- 友人と、月に一度ウォーキングや軽いハイキングの予定を入れる
- オンライン上で、同じように健康づくりをしている人の発信をチェックする
私自身も、ライザップでのトレーナーさんや、同じように体づくりに取り組んでいる方とのつながりに助けられてきました。一緒に頑張っている人がいると、「自分ももう少し続けてみようかな」と前向きな気持ちになりやすいです。
「比較」ではなく「共感」でつながる
ただし、注意したいのは、人とのつながりが「比較の材料」になってしまうことです。「あの人はもっと痩せている」「自分だけ成果が出ていない」と落ち込んでしまうと、かえってモチベーションが下がってしまうこともあります。
そこで意識したいのが、「比較」よりも「共感」でつながることです。
- 「なかなか体重が落ちないけど、一緒に続けてみよう」
- 「今日はお菓子を食べちゃったけど、明日また整えればいいよね」
- 「歩くペースは違っても、それぞれのペースで頑張れていればOK」
こんなふうに、お互いのペースを尊重しながら励まし合える関係があると、体型維持のモチベーションはグッと安定してきます。
自分の変化を「記録」して共有するのも一つの方法
体重だけでなく、
- 歩いた歩数
- できるようになった運動の回数
- 階段を上ったときの息切れの変化
- 朝の目覚めや体の軽さ
といった変化を、ノートやスマホにメモしておくと、自分の成長を客観的に見やすくなります。
もし抵抗がなければ、身近な人やSNSなどで、「今日はこんなことができた」といった形で共有してみるのも一つの方法です。
私も、ライザップでの変化を記録したブログを続けてきましたが、振り返って読むたびに「ここまで続けてきて良かったな」と感じることが多いですし、新たに頑張り始めた方からの共感の声をいただくこともあります。
「今の自分の立ち位置」を知ることも、モチベーションアップにつながる
体型維持や健康寿命のことを考えるとき、「今の自分がどんな状態なのか」を知っておくことも、大切なステップだと感じています。
たとえば、過去にダイエットとリバウンドを繰り返してきた方の場合、「どういうパターンでつまずきやすいのか」を知ることで、次の行動が変わってくるかもしれません。
私のサイトでは、そういった視点から、リバウンドリスク診断というチェックコンテンツも用意しています。自分の傾向を客観的に眺めてみることで、「今回はこういうところに気をつけてみよう」といったヒントが得られるかもしれません。
もちろん、診断結果がすべてではありませんが、「自分のクセを知っておくこと」は、体型維持のモチベーションを長く保つうえで役に立つことが多いように感じています。
まとめ:体型維持の本当のモチベーションは「これからの自分を大事にしたい気持ち」
ここまで、「体型維持のモチベーションは健康寿命にあり」というテーマで、いくつかの視点をお伝えしてきました。
- 若い頃の体型に戻ることだけをゴールにすると苦しくなりやすい
- 「健康寿命=元気に動ける時間」を守るための体型維持と考えると、続けやすくなる
- 短期的な減量よりも、「無理なく続けられる習慣づくり」が大切
- 数字だけでなく、「動ける感覚」や「日々の小さな達成」に目を向ける
- 一人で頑張りすぎず、人とのつながりや共感をモチベーションにする
- 自分の傾向や立ち位置を知ることで、つまずきポイントを減らせる
体型をキープしようとする気持ちの奥には、「これからの自分も、できるだけ元気でいてほしい」という、静かだけれどとても力強い願いが隠れているのかもしれません。
年齢を重ねるほど、その願いはより現実的で、具体的なものになっていくように感じます。
大切なのは、何かを我慢し続けることではなく、「今の自分の体を大切に扱いながら、未来の自分にも少しずつプレゼントをしていく」ような感覚で、体型維持と向き合っていくことだと思っています。
今日の一歩が、10年後・20年後のあなたの健康寿命につながっていきます。
完璧でなくて大丈夫ですので、「できるところから、少しだけ」体と向き合う時間をつくってみてください。その積み重ねが、きっとあなたの体型と、これからの人生を支える大きな力になっていくはずです。

