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ネックエクステンション入門|首を痛めないための注意ポイント

ネックエクステンションはどんなトレーニング?

ネックエクステンションは、その名の通り「首(ネック)を後ろに反らす動き」を利用して、首の後ろ側の筋肉を鍛えるトレーニングです。主にうつむきがちな姿勢の改善や、頭を支える筋力のサポートを目的とした補助的な種目として使われることが多いです。

ただし、首まわりは神経や関節が非常に繊細なエリアです。負荷のかけ方や動かす範囲を誤ると、首の痛み・しびれ・めまいなどにつながるリスクもあるため、ライザップでは過度な重量設定は行わず、フォームを細かく確認しながら慎重に実施します。人によっては、別の種目で代替したり、可動域をかなり小さくして行うこともあります。

この記事では、ネックエクステンションの基本的なやり方やよくあるNG動作、ライザップセッション内での扱い方まで、初心者にも分かりやすく解説します。ライザップの他の筋トレ種目の全体像を知りたい場合は、先に
ライザップでできる筋トレ種目一覧|初心者向けにわかりやすく解説
もチェックしておくと、メニューの中でのネックエクステンションの位置づけがイメージしやすくなります。

ネックエクステンションで鍛えられる部位と主な効果

ネックエクステンションで主に鍛えられるのは、以下のような筋肉です。

  • 首の後ろ側にある筋群(後頭下筋群・頚部伸筋群 など)
  • 頭を支えるための細かい姿勢筋
  • 上背部〜肩まわりと連動して働く筋肉

これらの筋肉を適切に鍛えることで、次のような効果が期待できます。

  • うつむき姿勢(スマホ首・ストレートネック)のケア:常に前に落ちがちな頭を支えやすくする
  • 首・肩の負担軽減:頭の重さを筋肉で支えやすくなり、肩にかかる負担を減らす助けになる
  • 後ろ姿の印象アップ:首から肩にかけてのラインがすっきりしやすくなる
  • トレーニング時の安定感アップ:スクワットやデッドリフトなど、重りを担ぐ種目で頭の位置を保ちやすくなる

ただし、首そのものは「ガンガン鍛える」というより、必要最低限の負荷でコンディションを整えるエリアと考えた方が安全です。ライザップでも、メイン種目というよりは、姿勢改善や首の違和感ケアの一環として、ごく慎重に取り入れる位置づけとなります。

こんな人におすすめのネックエクステンション

ネックエクステンションは、次のような目的・悩みを持つ人に検討されることが多い種目です。

  • デスクワークが多く、常にうつむいた姿勢で一日を過ごしている人
  • スマホ・パソコンの使いすぎで、首〜肩がいつも重だるい人
  • 鏡で見ると、頭が前に出ていて姿勢が悪く見えるのが気になる人
  • スクワットやデッドリフトなど、重い重量を担いだときに首が不安定に感じる人
  • 整体やマッサージだけでなく、自分でも首のケアをしていきたい人

一方で、「首に違和感・痛み・しびれがある」「ヘルニアなど頚椎のトラブルを抱えている」といった場合には、自己判断で行わず、必ず医師や担当トレーナーに相談したうえで判断することが大切です。状態によっては、ネックエクステンションは行わず、他のストレッチ・エクササイズに切り替えた方が安全なケースもあります。

ネックエクステンションの正しいやり方(フォーム解説)

基本フォームのステップ

スタートポジションのつくり方

ここでは、マシンやベンチを使わずに座位・自重で行う基本的なネックエクステンションを例に解説します。

  1. 椅子やベンチに浅すぎず深すぎず座り、足裏をしっかり床につける。
  2. 骨盤を立てるようにして背すじをスッと伸ばし、軽く胸を張る。
  3. あごを少し引き、目線はまっすぐ前方に向ける。
  4. 両手は太ももの上に軽く置くか、体側に自然に添える。
  5. ここで一度、首・肩・背中に余計な力みがないかを確認する。

この「ニュートラルポジション」が崩れたまま動き始めると、首だけでなく腰・肩などにも余計な負担がかかります。ライザップでは、ここまでの姿勢づくりをトレーナーが横からチェックし、肩がすくんでいないか、あごが前に出ていないかなどを細かく確認してから動作に入ります。

動作中のポイント(上げる・下ろす時の意識)

自重でのネックエクステンションの基本動作は以下の通りです。

  1. スタートポジションから、ゆっくりとあごを引き、頭をやや前に倒す(軽くうなずく程度)。
  2. そこから、首の後ろ側の筋肉を意識しながら、頭をゆっくりと後ろ方向へ起こしていく。
  3. 「少しだけ上を向いているかな?」くらいのところで止める(無理に反らせすぎない)。
  4. 首の後ろに軽くテンションがかかったら、そこで1〜2秒キープ。
  5. その後、再びコントロールしながら、スタートのニュートラルポジションに戻る。

このとき、反動を使って勢いよく頭を振らないことが最大のポイントです。動きは小さくてOKなので、首の後ろ側が「ギューッ」ではなく「じわっと」働く感覚を大切にします。

呼吸のタイミングと目線・姿勢

ネックエクステンションでは、呼吸を止めてしまうと首まわりに余計な力が入りやすくなります。以下のような呼吸リズムを意識しましょう。

  • 頭を前に倒すとき:息を吸いながらゆっくり準備
  • 頭を起こしていくとき:息を吐きながら首の後ろ側を意識
  • ニュートラルに戻るとき:自然な呼吸に戻しながらリラックス

目線は常に「首の動きに合わせて」わずかに動きますが、天井を見ようとして無理に上を向きすぎないことが重要です。あくまで「首のカーブを整える」「頭が少し後ろに戻る」くらいのイメージで十分です。

よくあるNGフォームとケガを防ぐコツ

ありがちな間違い①(ネックエクステンション特有のミス)

ネックエクステンションでは、次のようなミスが特によく見られます。

  • 勢いよく頭を振るように反らしてしまう
  • 限界まで首を反らせて「伸ばしすぎ」を狙ってしまう
  • 首だけを動かそうとして、周りの筋肉が一切働いていない

このようなフォームは、首の関節や神経に過度なストレスがかかり、痛みやしびれの原因になる可能性があります。「動きが小さいと効いていないのでは?」と不安になるかもしれませんが、ネックエクステンションはもともと細かい調整用の種目なので、動きは控えめで問題ありません。

ありがちな間違い②(腰・肩など関節まわり)

首以外にも、次のようなクセが出やすいので注意が必要です。

  • 頭を反らすときに、腰まで一緒に反ってしまう
  • 肩がすくみ、耳に近づくような姿勢になってしまう
  • 背中が丸くなったまま首だけ反らしてしまう

これを防ぐコツは、「背すじを伸ばしたまま、首の付け根だけを小さく動かす」というイメージを持つことです。ライザップのセッションでは、トレーナーが背中や肩に軽く手を添え、余計な動きが出ないようサポートすることもあります。

安全に続けるためのチェックポイント

ネックエクステンションを安全に続けるためには、以下のチェックを毎回行いましょう。

  • 首に「痛み」ではなく「軽い張り感」レベルで収まっているか
  • 動作中に頭がクラクラしたり、めまいが出ていないか
  • 終わった後に首の違和感が長く残っていないか
  • トレーナーからの指示通りの可動域(動かす範囲)に収まっているか

一つでも不安なポイントがあれば、すぐに負荷を軽くするか、別の種目に切り替えることが大切です。ライザップでは、ネックエクステンションはあくまで補助的な位置づけであり、「やらないと効果が出ない」種目ではありません。

目的別ネックエクステンションのバリエーション

初心者向けのやさしいネックエクステンション

初心者や首まわりに不安がある人には、次のようなバリエーションからスタートすることが多いです。

  • 可動域をかなり小さくする:数センチ動いている程度でもOKとする
  • 壁やタオルを使ってサポートする:頭の後ろにタオルを当てて、ごく軽く押し返す程度にする
  • 回数を少なめにする:10回×1セットなど、様子を見るところからスタート

ライザップでは、サポート方法は基本的な考え方が全店舗で共有されていますが、実際の声かけや手の添え方、負荷のかけ方はトレーナーによって若干異なる場合があります。自分の体の状態に合わせて微調整してもらえるのは、パーソナルトレーニングならではのメリットです。

中級者向けの発展ネックエクステンション

首まわりのコンディションが安定していて、トレーナーの判断でOKが出た中級者向けには、次のようなバリエーションが検討されることもあります。

  • わずかに可動域を広げる:安全な範囲で、前後の動きを少しだけ大きくする
  • テンポコントロール:3秒かけて後ろに倒し、1秒キープ、3秒で戻るなど、ゆっくりコントロールする
  • 他の姿勢改善エクササイズと組み合わせる:胸椎の回旋や肩甲骨のエクササイズとセットで実施

それでも、首そのものに追加の重量をかけるようなやり方は、基本的におすすめされません。仮に器具を使う場合も、トレーナーの徹底した管理のもとで、最小限の負荷から慎重に試すことが前提となります。

自宅トレ・少ない器具で応用するネックエクステンション

自宅でネックエクステンションを応用する場合は、次のポイントを守ることが重要です。

  • 基本は自重のみ:ダンベルなどを頭に乗せて行うやり方は避ける
  • フェイスタオルを活用:頭の後ろにタオルをあて、手で軽く引きながら、それに負けない程度に頭を起こす
  • 時間を短めにする:1セットあたり20〜30秒程度の「アイソメトリック(静的)」な使い方も有効

首は一度痛めると、日常生活のあらゆる動作に支障が出やすい部位です。自宅で頑張りすぎず、ライザップのセッションでトレーナーにフォームや強度をチェックしてもらい、その範囲内で復習する程度にとどめておくのが安心です。

ライザップセッションでのネックエクステンションの進め方

初期セッションでのネックエクステンションの扱い方

体力や動きのクセを見ながらネックエクステンションを試す流れ

ライザップでは、初回カウンセリングや初期セッションで、姿勢や体力レベル、既往歴などを詳しくヒアリングします。そのうえで、必要な場合に限ってネックエクステンション系のエクササイズを提案します。

具体的には、

  • 立位や座位での姿勢チェック(頭の位置・肩の高さ・背骨のライン)
  • 簡単な可動域テスト(首を前後左右に動かしたときの動きやすさ・違和感)
  • スクワットなど他の種目のフォーム確認中に、首の安定感を観察

こうした情報をもとに、「ネックエクステンションを取り入れるか」「別の種目で代替するか」を判断していきます。

その人の目標・体力に合わせた負荷と回数の決め方

ネックエクステンションを取り入れる場合は、以下のような考え方で負荷と回数を決めていきます。

  • ダイエットが主目的の場合:
    →首そのものは最低限の回数でOK。全身の大きな筋肉を使う種目をメインにしつつ、姿勢ケアとして軽めに実施。
  • 姿勢改善が主目的の場合:
    →首だけでなく、胸椎・肩甲骨まわりのエクササイズとセットで、低負荷・少回数をこまめに挟む。
  • 筋力アップが主目的の場合:
    →スクワットやデッドリフトで重りを扱う前に、首のポジションを安定させる補助として、ごく軽いネックエクステンションを行う。

柔軟性や痛みの有無を確認して、無理のない範囲からスタート

首まわりに少しでも不安がある場合は、「今日は様子を見る日」と割り切ることもライザップでは珍しくありません。あえてネックエクステンションは行わず、ストレッチや姿勢改善の別種目から始めるケースも多いです。

このように、ネックエクステンションは「全員必須のメニュー」ではなく、その人の状態に合わせて必要なときだけ登場する種目と考えるとイメージしやすいでしょう。

セッション中のフォームチェックとサポート内容

トレーナーが見ているポイント(姿勢・関節の角度・軌道など)

ライザップのトレーナーは、ネックエクステンションを行う際に次のようなポイントをチェックしています。

  • 頭の位置:前に出すぎていないか、反らしすぎていないか
  • 肩の位置:肩がすくんでいないか、力みすぎていないか
  • 背骨のライン:腰や背中が過度に反っていないか、丸くなっていないか
  • 動かすスピード:反動を使わずコントロールできているか

サポート方法の基本的な考え方はライザップとして共通していますが、「どんな例えで伝えるか」「どこに手を添えてサポートするか」などはトレーナーによって若干の違いがあります。自分にとって分かりやすい伝え方があれば、遠慮なく相談してOKです。

その日のコンディションに合わせた回数・セット数の調整

首まわりは日によってコンディションが変わりやすい部位です。寝不足やストレス、長時間のスマホ操作などでも、固さや違和感が大きく変化します。

ライザップのセッションでは、

  • その日の首・肩の状態をヒアリング
  • ウォーミングアップ中の動き方をチェック
  • 少しでも違和感があれば、回数を減らしたり別種目に切り替える

といった形で、毎回のコンディションに合わせて柔軟にメニューを調整していきます。

きつい場面での声かけ・メンタル面のサポート

ネックエクステンションは重量こそ軽いものの、「首に意識を向ける」という行為自体に不安を感じる人も少なくありません。ライザップでは、

  • 「痛みが出る前にすぐ教えてくださいね」と事前に伝える
  • 回数を数えながら「今の動きはとても良いです」など具体的にフィードバック
  • 不安そうな様子があれば、種目を変更する選択肢もすぐ提示する

といった声かけを通して、メンタル面の不安も含めてサポートしてくれます。

ケガ予防とメニュー調整のしかた

違和感や痛みが出たときの負荷変更・種目入れ替え例

ネックエクステンション中や後に少しでも違和感・痛みが出た場合、ライザップでは次のような対応を行うことが多いです。

  • その日のネックエクステンションはすぐに中止する
  • 首に負担の少ないストレッチや、胸椎・肩甲骨まわりの動きに切り替える
  • スクワットなど他の種目でも、頭・首に負担がかからないフォームを再確認する

無理に続けるよりも、「今日は首の調子がよくない日」と割り切って別のメニューに振り分けた方が、トータルで見てもトレーニングの継続性が高まります。

自宅でのやりすぎ防止と、頻度の目安

自宅でネックエクステンションを行う場合は、週2〜3回、1回あたり数セットまでを上限の目安としましょう。毎日長時間行う必要はありません。

また、首の調子がいまいちの日は、思い切って休む勇気も大切です。「首のケア」という目的を忘れず、「やればやるほど良い」という発想から離れて考えるようにしましょう。

セッションごとの振り返りを次回のネックエクステンションにどう活かすか

ライザップのセッション終盤では、その日のトレーニングの振り返りを行うことが多いです。ネックエクステンションについても、

  • どのくらいの可動域なら安心して動かせたか
  • どのタイミングで張り感や疲労感が出たか
  • 他の種目との組み合わせで、首が楽になった/きつくなった など

といった感想を共有することで、次回以降のメニューや強度の調整に活かしていきます。

ネックエクステンションに関するよくある質問

頻度・セット数・重量に関する質問

Q. 週にどれくらいやればいいですか?
A. 目安としては週2〜3回、1回あたり1〜3セット程度で十分です。首は繊細な部位なので、「少し物足りないかな」くらいでやめておく方が安全です。

Q. 重りを持ってやる必要はありますか?
A. 基本的には自重でOKです。むしろ、ダンベルなどを頭に乗せて行うやり方はリスクが高いためおすすめしません。ライザップでも、首に直接重りを乗せるような方法は原則として行いません。

Q. 1セット何回くらいが目安ですか?
A. 10〜15回を目安に、痛みや違和感が出ない範囲で行いましょう。途中で少しでも不安を感じたら、その場で中止してOKです。

体力に自信がない人向けの始め方

Q. 首が弱くて不安ですが、それでもできますか?
A. 首に不安がある場合は、まずはストレッチや他の姿勢改善エクササイズから始め、ネックエクステンションは様子を見ながらごく軽い範囲で試していく形がおすすめです。ライザップでは、無理にこの種目を行うことはなく、一人ひとりの状態を見ながら必要に応じて提案するスタイルです。

Q. 年齢が高くても大丈夫ですか?
A. 年齢そのものよりも、首の現在の状態や既往歴が重要です。70代以上の方でも、状態が安定していればごく軽いエクササイズとして取り入れることは可能ですが、医師の判断やカウンセリング結果を踏まえたうえでトレーナーと相談しながら決めていきます。

他の種目との組み合わせ方・メニュー例

Q. ネックエクステンションはどんな種目と組み合わせると良いですか?
A. 代表的な組み合わせ例は以下の通りです。

  • スクワットやデッドリフト前の「姿勢準備」として軽く行う
  • 背中トレーニング(ラットプルダウン、シーテッドローなど)とセットで、姿勢改善を狙う
  • デスクワーク疲れ対策として、肩甲骨エクササイズ+胸のストレッチと一緒に行う

ライザップでは、ネックエクステンション単体で完結させるのではなく、全身のトレーニングメニューの中に「首ケアの1ピース」として組み込むイメージで扱われます。

まとめ|ネックエクステンションを安全に続けて効果を出すために

ネックエクステンションは、首の後ろ側の筋肉を鍛え、うつむき姿勢の改善や頭部の安定に役立つ補助的なトレーニングです。一方で、やり方を誤ると首を痛めるリスクもあるため、「動きは小さく」「負荷は控えめ」「不安を感じたらすぐ中止」という3つのポイントを守ることが何より大切です。

ライザップでは、サポート方法の基本方針は統一されつつも、トレーナーごとに声かけや微調整の仕方が少しずつ異なります。自分の体の状態や不安なポイントを率直に伝えながら、二人三脚でコンディションに合ったネックエクステンションの形を見つけていきましょう。

ネックエクステンションは「やればやるほどいい」種目ではありません。必要な量を、必要なタイミングで、無理なく続けることが、首を守りながら効果を引き出す一番の近道です。

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