【健康寿命】病気になっても“生き方”で輝く人の共通点

こんにちは、サイト運営者の和久井朗です。
僕はライザップに通って33キロ以上体重を落としたあとも、高血圧の不安と付き合いながら暮らしています。
病気や持病があると、「もう前みたいには生きられないのかな」「人生の後半戦はおとなしくしているしかないのかな」と、つい弱気になってしまいますよね。
でもここ数年、ライザップで体を整えながら、同じように持病を抱えつつも、毎日をいきいきと過ごしている人たちと出会ってきました。
その人たちを見ていると、「病気=人生の終わり」ではなく、「生き方を見直すきっかけ」として受け止めているという共通点があるように感じます。
この記事では、40〜70代の「持病や不調と付き合いながら、これからの健康寿命を伸ばしたい」と思っている方に向けて、病気になっても“生き方”で輝く人の共通点を、やさしい視点でまとめてみました。
専門的な部分は、厚生労働省や国立の機関が発信している情報もあわせて参考にしながら紹介しますが、あくまで「生き方」と「考え方」のお話です。
治療方針などの判断は、必ず主治医や医療スタッフと相談しながら進めてくださいね。
目次(表示させると見出しが見られますよ!)
健康寿命の視点で見る「病気との付き合い方」
「何歳まで生きるか」より「どんなふうに過ごすか」
まず前提としておさえておきたいのが健康寿命という考え方です。
厚生労働省の「e-ヘルスネット」では、健康寿命を
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と説明しています(詳しくは厚生労働省 も参考にしてください)。
つまり、「何歳まで生きられるか」だけでなく、どれだけ長く、自分らしく動けるかが大事、ということですね。
病気になったとき、多くの人は「寿命が縮んでしまうのでは」と不安になります。
でも健康寿命の視点で考えると、
- 症状と上手に付き合いながら、家族とご飯を食べる
- ペースは落としても、好きな仕事を続ける
- 休み休みでも、旅行や趣味を楽しむ
こうした時間をどうやって守っていくか、という発想に切り替えられます。
病気の有無よりも、「残りの時間をどう使うか」のほうが健康寿命には大きく影響してくるように思います。
病気は「ブレーキ」ではなく「ギアチェンジ」のサイン
持病が見つかったり、大きな病気を経験すると、生活のスピードを落とさざるを得ません。
以前の僕も、「今までのペースでガンガン働いて、ガッツリ食べて、休みはドカッと寝る」という生活から、一度フルブレーキを踏むことになりました。
そんなとき、「もう終わりだ」と感じるか、「ギアチェンジのタイミングだ」と感じるかで、その後の人生の見え方が大きく変わってきます。
病気をきっかけに、
- 仕事量を少しセーブして、体を最優先にする
- 夜ふかしをやめて、睡眠を意識する
- 暴飲暴食をやめて、食べ方を整える
こうした「生き方の調整」をすることで、結果的に健康寿命が伸びる可能性もあると考えられています。
病気そのものというより、その後の生き方の選び方が大切なポイントになってくるわけですね。
病気になっても輝いている人の共通点
ここからは、僕自身が出会ってきた人たちや、自分の経験を通して感じた「病気になっても前向きに生きている人」の共通点をいくつか紹介します。
どれも特別な才能ではなく、少しずつ身につけていけるものばかりです。
①「できないこと」ではなく「できること」に目を向けている
持病があると、
- 前みたいに長時間歩けない
- 重い物が持てない
- 徹夜で仕事ができない
など、「できなくなったこと」がどうしても目につきます。
ところが、輝いている人ほど、視線の置き方が少し違います。
例えば、
- 長距離は難しいけれど、近所をゆっくり散歩する
- スポーツは控えるけれど、ストレッチや軽い筋トレをこまめに行う
- 残業は減らして、そのぶん朝の時間を有効に使う
このように、「今の自分でもできる範囲」を探すのが上手なんですね。
できなくなったことを嘆くより、「今できること」を大切にする。その積み重ねが、結果として健康寿命を支えていくように感じます。
②「無理をしない」ことを恥ずかしいと思っていない
真面目な人ほど、「周りに迷惑をかけてはいけない」「自分だけ休むなんて申し訳ない」と考えてしまいます。
でも、病気とうまく付き合っている人は、いい意味で「無理をしない」ことを受け入れています。
例えば、
- 体調が悪い日は、約束を早めにキャンセルする
- 仕事の締切に余裕を持たせてもらう
- どうしても参加できない飲み会は、最初から断る
こうした選択を、「わがまま」ではなく「自分と周りを守るための配慮」と捉えているのが特徴です。
結果として、ドカンと体調を崩して長期休養…というリスクを減らし、細く長く、生活を続けやすくなります。
③小さな楽しみをたくさん持っている
「病気になってから、人生の楽しみが少なくなった」と感じる方も多いかもしれません。
でも、輝いている人をよく観察すると、大きなイベントよりも、小さな楽しみをいくつも持っていることが多いです。
例えば、
- 朝、好きなカップでコーヒーを飲む
- 診察の帰りに、少しだけ公園を散歩する
- 週に一度、好きなドラマをリアルタイムで見る
- 孫や友人との電話を、短時間でも楽しむ
こうした「小さなごほうび」が日々の中に散りばめられていると、体調の波があっても心のエネルギーが切れにくくなります。
健康寿命を伸ばす上でも、「楽しみを感じる力」はとても大切な要素のひとつだと考えられています。
④「一人で頑張らない」ことを決めている
病気のことを誰にも話せず、全部一人で抱え込んでしまうと、心も体もどんどん疲れてしまいます。
逆に、輝いている人ほど、
- 家族に症状や通院スケジュールを共有する
- 主治医や看護師さんに、生活上の悩みも相談する
- 同じ病気を経験した仲間と、情報交換をする
といった形で、早め早めに「助けて」を出すのが上手です。
厚生労働省は、心の不調や病気について相談できる窓口をまとめたサイト「こころの健康・メンタルヘルス 治療や生活を応援するサイト」を運営しています。
ここでは、医療機関や相談窓口、生活や就労の支援情報などが紹介されています。
「誰に相談したらいいか分からない」というときは、こうした公的なサイトを入り口にするのもひとつの方法です。
「働き方」「休み方」を見直すと、人生のペースが整う
治療と仕事の両立は“ケースバイケース”で調整する
40〜60代は、仕事の責任も大きく、家族のことも抱えがちな時期です。
そこで病気が見つかると、「仕事を辞めるべきか」「続けていいのか」と悩む方も多いと思います。
実際には、病気の種類や進行度、仕事の内容、職場環境などによって、最適な答えは人それぞれです。
国立がん研究センターのサイトでは、がんと仕事の両立に関するQ&Aや支援情報がまとめられていますので、こうしたページも参考になります。
(詳しくは国立がん研究センター がん情報サービスの「がんと仕事」に関する情報も参考にしてください)
大切なのは、「続ける」「辞める」という二択だけで考えないことです。
- 勤務時間を短くしてもらう
- 在宅勤務や時差出勤に切り替えてもらう
- 部署を変えてもらい、体への負担を減らす
こうした中間の選択肢を、主治医の意見も聞きながら職場と相談していくことで、「治療も仕事も、あきらめない道」が見えてくる場合も多いようです。
休むことは「サボり」ではなく「メンテナンス」
健康寿命を考えるうえで、実はとても重要なのが休み方です。
厚生労働省の「健康日本21」関連のページでも、適度な休養や睡眠が心身の健康に大切だと繰り返し発信されています(詳しくは休養・こころの健康(厚生労働省)も参考にしてください)。
病気になると、どうしても「前と同じ量だけ働かないと」「休んだら申し訳ない」と感じてしまいますが、
・今日の休みは、明日も動くためのメンテナンス
と考えてみると、少し気持ちが楽になります。
車も、定期的にオイル交換や点検をしないと走れなくなりますよね。
それと同じで、体も「使いっぱなしではなく、休ませながら長く使う」ほうが、結果的に健康寿命を守りやすくなるのだと思います。
医療・公的サービス・トレーニングを「チーム」にしていく
医療スタッフと「人生のゴール」を共有する
病気になったとき、多くの方が「この薬は効くのか」「手術は必要か」といった医療的な部分に意識が向きます。
もちろんそれも大切なのですが、もう一歩踏み込んで、
- どんな生活を続けたいのか(仕事・趣味・家族との時間など)
- どこまでなら治療の副作用を受け入れられるのか
- 最終的に、どんな最期を迎えたいと考えているのか
といった、「人生のゴール」を医療スタッフと共有しておくことも、とても大切だと感じます。
例えば心不全の領域では、日本循環器学会が「心不全療養指導士」という資格制度を作り、患者さんの生活を支える取り組みを進めています(詳細は日本循環器学会の案内ページも参考にしてください)。
こうした専門職の人たちと、生活の工夫や不安を共有しながら進んでいくことで、「病気と一緒に生きる」ためのヒントが見えてきます。
公的なサポート・相談窓口を「遠慮なく使う」
病気が長引くと、医療費や収入、仕事の継続など、お金や生活の不安も出てきます。
しかし、国や自治体には、医療費助成や就労支援、相談窓口など、さまざまな制度が用意されています。
先ほど紹介した国立がん研究センターの就労支援ページでは、
「治療を続けながら働きたい患者さんや、ご家族の不安を相談できる窓口があります」と案内されています。
こうした情報は、自分から調べにいかないとなかなか届きませんが、一度知ってしまえば心強い味方になります。
「自分なんかが相談していいのかな」と遠慮する必要はまったくありません。
むしろ、制度をうまく活用することが、自分と家族の健康寿命を守るための大事な一歩だと思っています。
運動やボディメイクも、無理のない範囲で取り入れる
病気との共生を考えるとき、適度な運動や筋力維持も大切だとされています。
もちろん、これは病気の種類や状態によって大きく変わるので、必ず主治医に相談しながら決める必要があります。
僕自身は、高血圧を抱えながらライザップに通い、トレーナーさんと相談しつつメニューを調整してもらいました。
「もう年だから」「持病があるから」とあきらめず、医師とトレーナーの両方と話し合いながら、自分に合ったペースを探していくことが大切だと感じています。
持病と運動の両立については、糖尿病・高血圧など持病があってもライザップに入会できますか??という記事でも、僕なりの考え方や注意点をまとめていますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
家族や仲間との関係を「心地よい距離感」に整える
「心配をかけたくない」より「一緒に考えてほしい」
病気になったとき、多くの人が「家族に心配をかけたくない」と思います。
その気持ちはとても優しいものですが、全部を一人で抱え込んでしまうと、かえって家族との距離が広がってしまうこともあります。
むしろ、
- 検査結果のこと
- 今後の通院スケジュール
- 不安に思っていること
などを、できる範囲で共有しながら、「一緒に考えてほしい」と素直に伝えるほうが、お互いの心は軽くなりやすいように感じます。
家族も、どこまで手伝ったらいいのか、どこまで口を出していいのか分からずに戸惑っていることが多いものです。
「これは自分でやるから大丈夫」「これだけは手伝ってくれると助かる」といった線引きを話し合っておくと、お互いにとって心地よい距離感を作りやすくなります。
完璧な理解を求めず、「分かってもらえた部分」に目を向ける
どれだけ仲の良い家族や友人でも、自分の体のしんどさを100%理解してもらうことは難しいものです。
そのせいで、「分かってもらえない」と感じて、余計につらくなってしまうこともあります。
そんなときは、「分かってもらえない部分」に注目するのではなく、
- 通院に付き添ってくれた
- 重い荷物を代わりに持ってくれた
- しんどいときに、そっとしておいてくれた
など、「分かってもらえている部分」「行動で支えてくれている部分」に目を向けてみるのもひとつの方法です。
完璧な理解を求めすぎないことも、結果的には人間関係を穏やかに保つコツなのかもしれません。
自分なりの「生き方宣言」をしてみる
病気になったからこそ見えてくる「大切にしたいこと」
病気を経験すると、「これからの人生、何を大事にしていきたいか」を考える時間が増えます。
最初は不安や恐怖のほうが大きいかもしれませんが、時間が経つにつれて、
- 無理して働くより、家族との時間を増やしたい
- 高級な外食より、家でゆっくりご飯を食べたい
- ストレスの多い付き合いは減らして、気の合う友人を大事にしたい
といった、自分なりの優先順位が少しずつ見えてきます。
そのとき、心の中だけで考えていると、日常に飲み込まれてあいまいになってしまいがちです。
そこでおすすめなのが、自分なりの「生き方宣言」を言葉にしてみることです。
今日からできる「小さな生き方宣言」の例
立派な文章でなくて大丈夫です。ノートやスマホのメモに、一行だけ書いてみるところから始めてみましょう。
- これからは「無理して頑張る」より「長く続けられるペース」を大事にする
- 毎日、体のサインを無視しないで、5分だけでも向き合う時間を持つ
- ひとりで抱え込まず、困ったときは家族や医療スタッフに相談する
- 週に一度は、自分がワクワクする予定を入れておく
こんな一文でも、意外と日々の選択に影響してきます。
「これは今の自分の生き方とズレていないかな?」と立ち止まるきっかけにもなるからです。
僕自身も、「自分の健康は自分で作る」「健康寿命を伸ばす生き方を発信する」というテーマを掲げてから、
食事や運動の選び方、人との付き合い方が少しずつ変わってきました。
病気になったからこそ、「これからどう生きるか」を見つめ直すチャンスが訪れた、とも言えるのかもしれません。
まとめ:病気になっても、生き方で人生は十分に輝かせられる
病気や持病があると、どうしても「元気だった頃」と比べてしまいます。
でも、健康寿命という視点で見ると、大切なのは「何歳まで生きるか」ではなく、「これからの時間をどう過ごすか」です。
この記事でお伝えしたように、病気になっても輝いている人たちには、
- できないことではなく、できることに目を向ける
- 無理をしないことを受け入れている
- 小さな楽しみをたくさん持っている
- 一人で抱え込まず、周りや公的なサポートに頼っている
- 自分なりの生き方宣言を持っている
といった共通点があるように感じます。
病気はたしかに、人生のスピードや方向を変える出来事です。
でも、それは「終わり」ではなく、新しいペースで生き直すチャンスでもあります。
今日できることは、とても小さな一歩かもしれません。
それでも、
- 体のサインに耳をすませてみる
- ひとつだけ予定を減らして、休む時間をつくる
- 公的な相談窓口や支援制度を調べてみる
- ノートに自分なりの生き方宣言を書いてみる
こんな小さな行動が、数年後の健康寿命をそっと支えてくれるかもしれません。
持病や不調を抱えながら生きるのは、決してラクなことではありません。
それでも、「病気になった自分だからこそできる生き方」がきっとあります。
この記事が、そのヒントを少しでもお届けできていたらうれしいです。

